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次期コペンは発売延期、生産ライン立ち上げ予算が未計上
当初、次期コペンは、そのコンセプトモデルであるD-X(ディークロス)がそうであったように、新開発の2気筒ターボエンジンが搭載されると考えられていた。しかし、2気筒ターボエンジンの商品化が、2013年春発売のタイミングでは困難であることが、既に明らかになっていた。
一方でダイハツの生産計画では、旧コペン終了後の2013年4月から始まる新型車の生産台数が計上されており、2012年4月発売という予測が消えないままとなっていた。
これらの情報を統合すると、既存のKF系統の3気筒ターボエンジンを載せた新型オープンスポーツ軽自動車、すなわちコペン後継車を2013年の4月に発売するというのが一つの着地点となりそうで、多くのメディアもそのように報じてきた。
しかし、コペン後継車に対応する生産ライン立ち上げの予算が、現時点で計上されていないことが判明した。つまり、2012年4月に計画されていた次期コペンの生産台数は実質的にキャンセルとなるわけで、この時期の発売は延期と判断するのが妥当だろう。
D-X、次期コペン向け2気筒ターボの開発は継続中
では、コペン後継車に関する新たな計画はどうなっているのか?
2気筒ターボエンジンに関しては、2011年の東京モーターショーで、2014年であれば商品化できそうだという回答をダイハツ関係者が漏らしていたことがある。また、開発コードネームとして、依然「2C」の文字が残っており、これは2-Cylinder(2気筒)を示すもの。2気筒ターボエンジンの商品化に向けた開発は継続されているのだ。
そうは言っても2気筒ターボの商品化がいつになるのかはっきりしないというのが、かつてのダイハツ内の空気だったのではなかろうか。こういった状況下では、3気筒のKFターボ搭載で2013年発売というのが妥協案として有力であった。
ところがこれがキャンセルになったということは、2気筒ターボの開発に進展があり、2014年の商品化が確実視される状況に変わってきたのではないかと考えられる。
これら現在の情報をまとめると、コペン後継車は、発売が1年程度延期されて、2014年に2気筒ターボエンジン搭載で発売されるという予測が妥当だろう。