新型ジュリア発売、最上級クアドリフォリオは2.9L V6ターボ搭載で1132万円
FCAジャパンからアルファロメオ新型ジュリアが2017年9月6日に日本発表された。10月14日の発売日がスケジュールされており、以下4つのグレードが用意される。
まずは446万円に設定されたエントリーモデル「ジュリア」は、直4 2.0L ツインターボエンジンの搭載で最高出力200ps、最大トルク33.7kgmのパフォーマンスとなる。そして同パワートレインながらも充実装備のラグジュアリーグレード、「ジュリア スーパー」が543万円の設定となる。
さらに上級の「ジュリア ヴェローチェ」は前述と同排気量ユニットながらもハイパフォーマンス4WD仕様となっており、最高出力280ps、最大トルク40.8kgmとなる。左ハンドル車のみが用意され597万円の値付け。
最上級は2.9L V6 ツインターボ搭載の「ジュリア クアドリフォリオ」で最高出力510ps、最大トルク61.2kgm。車両価格は1132万円となる。
日本仕様のトランスミッションは全て8速ATとなる。駆動方式は「ジュリア ヴェローチェ」を除き、FRとなる。
アルファロメオ・ジュリアはDセグメント欧州プレミアムセダンの市場で存在感を示せるか
新型ジュリアのボディサイズは全長4645mm×全幅1865mm×全高1435mm、ホイールベースは2820mmとなる。メルセデス・Cクラス、BMW・3シリーズ、アウディ・A4が先行して開拓してきたプレミアムDセグメントセダンのマーケットに参戦することになる。
これまでのアルファロメオのブランドイメージからすれば、Cクラスを選択してきたようなユーザーを振り向かせるには、ラグジュアリーやコンフォートさにおいてミスマッチがあるかもしれない。プレミアムスポーツのイメージが強い3シリーズやA4がより直接的なライバルとなるのではないか。
残念ながら、今秋の東京モーターショー2017には、FCAジャパンが参加表明を出しておらず、アルファロメオを含めたフィアット、アバルト、クライスラー、ジープの各ブランドは出品しない見込みとなっている。ただし、2018年までに日本国内のアルファロメオ正規店舗数を60にまで増やす計画としており、日本市場での躍進には意欲的。新型SUVのステルヴィオについても1年以内の日本発売が約束された。