トヨタ、エスクァイアを来月発売予定、ノア&ヴォクシー共通プラットフォーム
トヨタの新型ミニバン、エスクァイアが2014年10月29日に発表され、同日にも発売される見通しとなった。
新型エスクァイアはノア&ヴォクシーに続くトヨタ第三の2.0Lクラスミニバン。基本構造はこれらと共通化されており姉妹車種の関係となる。エクステリアデザインに関しては専用設計が与えられ、エスクァイア独自のキャラクター付けがなされる。
トヨタはこれまでファミリー色の強いノア、若い男性向けのヴォクシーの二車種構成でこのセグメントをリードしてきたわけだが、今回ニューモデルのエスクァイアはラグジュアリー感を前面に押し出したモデルとなる。そのため専用の内外装の装備により、車両価格はノア&ヴォクシーと比較して約15万円高に設定される。
なお新型エスクァイアのボディサイズは全長4695mm×全幅1695mm×全高1825mmとなり、ノア&ヴォクシーの5ナンバーサイズモデルと変わらずだ。
エスクァイアの投入でトヨタが2.0Lミニバン市場のシェアを拡大
トヨタがエスクァイアとして、三車種目の姉妹車の投入に至った背景には、今年モデルチェンジしたノア&ヴォクシーがハイブリッドされたことが大きいと考える。他社メーカーの直接的な競合車はホンダ・ステップワゴン、日産・セレナとなるが、トヨタのノア&ヴォクシーは1.8LのTHSⅡハイブリッドの搭載によりJC08モード燃費は23.8km/Lに及ぶ。ライバル車を圧倒する燃費性能を得ており、トヨタ勢がこのクラスで一気にシェアを拡げるチャンスとなっている。月販目標台数はトヨタ店が3500台、トヨペット店が3500台とそれぞれに割り振られる。
新型エスクァイアはハイブリッドの他に2.0Lガソリンモデルも設定される。