次期WRX S4はFA20搭載、北米版WRXがベースで2014年8月に発売予定
スバルのWRX S4とWRX STIの発売が2014年8月に予定されている。
新型WRX S4は、昨年2013年のロサンゼルス国際オートショーでデビューした北米版WRXがベースとなる。日本仕様に搭載されるパワーユニットは水平対向4気筒2.0LターボエンジンのFA20型で、そのスペックは最高出力300ps、最大トルク40.8kgmとなる。トランスミッションはリニアトロニックCVTとなり、レヴォーグの2.0Lモデルに搭載されるパワートレインがそのまま採用される。JC08モード燃費は13.2km/L。エクステリアデザインを含めレヴォーグセダンとも呼べそうなモデルになりそうだ。
ボディは現行WRX STIと比較して、ねじり剛性係数で40%、曲げ剛性係数で30%の向上が盛り込まれる。
新型WRX S4の車両価格は2.0GTアイサイトが334万8000円、2.0GT-Sアイサイトが356万4000円となる。
次期WRX STIのエンジンは現行キャリーオーバーのEJ20型
一方で新型WRX STIの方は、現行WRX STIに搭載される水平対向4気筒2.0LターボエンジンのEJ20型がキャリーオーバーされ、トランスミッションは6MTとなる。
最高出力308ps、最大トルク43.0kgm、JC08モード燃費9.4km/Lのスペックとなる。
現行モデルと比較した場合の大きな違いは、新型WRX S4と共通する高剛性ボディとなる。エンジンパフォーマンスの進化が無いのは寂しいが、次期WRX STIはダウンサイジングされる噂があったことを思えば、現状維持でもファンにとっては嬉しいニュースかもしれない。
新型WRX STIの車両価格は、ベースグレードのSTIが379万800円、STIタイプSが411万4800円となる。