ホンダのレジェンドが復活、アキュラRLXをベースに日本発売される見込み
ホンダのレジェンドが、2014年内にフルモデルチェンジを受けて復活する見通しとなっている。
ホンダの日本国内向け現行セダン車で最上級に位置するのは、2013年にフルモデルチェンジデビューしたアコードハイブリッドとなっている。フラグシップセダンとして長年役目を果たしてきたレジェンドは2012年に販売を終えており、これを引き継ぐ後継車種が設定されない状態が続いている。
一方でホンダが北米をメインとする海外市場向け上級ブランドのアキュラでは、日本のレジェンドに対応するフラグシップセダンとしてRLシリーズがラインアップしていた。そしてRLシリーズは2013年のフルモデルチェンジでRLXシリーズと改めている。
次期レジェンドはこのアキュラRLXをベースにしたモデルとなる。エクステリアおよびインテリアデザインについてもこれら2車種は共通化されると予想される。
次期レジェンドはSport Hybrid SH-AWDを搭載、トランスミッションは7速DCT
次期レジェンドに搭載されるパワートレインはSport Hybrid SH-AWDと名付けられた3モーター式のハイブリッドシステムとなる。最高出力314ps、最大トルク37.6kgmを発生するV6 3.5LのSOHCエンジンに48psのアシストモーター1基が備わったシステムがフロントドライブを担当する。リアドライブは左右独立制御による37psのモーター2基によって行われ、フロントエンジンからのトルクを伝えるプロペラシャフトは持たない。コーナリング時は後輪の左右トルク配分をコントロールすることで、優れた路面追従性能が与えられる。
また、トランスミッションとしては7速DCTが採用され、素速くスポーティなシフトチェンジが可能となる。