ゴルフ トゥーラン コンフォートラインはこんな車
ゴルフ トゥーランはゴルフⅤのプラットフォームを元に開発され、7人乗り3列シートを備えたミニバンである。
サイズ的にはウィッシュより小さく、日本車の7人乗り小型ミニバンと比較すると室内は狭い。
高速道路での安定性が素晴らしい
高速道路での走行安定性についてはトゥーランのユーザーの多くが満足に感じている部分の一つだ。
高速域での不安感の無い走りは評価が高く、日本車には無い運転感覚といえる。
シートの座り心地もよく、家族でドライブに出かけても疲れが少なく、ドライバーの負担は小さい。
車内が狭いのが不満
ゴルフ トゥーランの全長を国産の小型ミニバンと比較してみると、その車体サイズのコンパクトさがよくわかる。
国産の主力ミニバンの全長は、ウィッシュ4590mm、ストリーム4570mm、ラフェスタ4530mmであるのに対し、ゴルフ トゥーランはわずか4405mmの全長だ。
国産ミニバンを見ることが多い日本のユーザーからは、室内が狭いといった意見が多い。
購入を検討する際は、このあたりをよく確認しておくことをお薦めする。
安全装備が充実
ゴルフ トゥーラン コンフォートラインは、ニーエアバッグとカーテンエアバッグが標準装備されている。
ハイラインに対して、コンフォートラインはお手ごろ価格で買えるモデルではあるが、安全装備は一切簡略化されないのは、人への安全を第一に考えるドイツ車らしい部分だ。
メーカー | フォルクスワーゲン |
モデル | ゴルフ トゥーラン |
グレード | Golf Touran TSI Comfortline |
メーカー希望小売価格 | 2,930,000円 |
年式 | 2011年 |
型式 | DBA-1TCAV |
駆動方式 | FF |
全長(mm) | 4405 |
全幅(mm) | 1795 |
全高(mm) | 1670 |
ホイールベース(mm) | 2675 |
室内長(mm) | – |
室内幅(mm) | – |
室内高(mm) | – |
車両重量 | 1580kg |
最小回転半径 | 5.3m |
サスペンション前 | マクファーソンストラット |
サスペンション後 | 4リンク |
エンジン | 1.4L |
CAV | |
4気筒 | |
DOHC ターボ+スーパーチャージャー |
|
トランスミッション | 7速DSG |
10・15モード燃費 | 14.6km/L |
JC08モード燃費 | – |
ゴルフ トゥーラン コンフォートラインのメカニズム
エンジン
ゴルフ トゥーランは1.4LのTSIエンジンを採用している。
これはシャランと共通で、ターボ+スーパーチャージャーの過給器を装備したエンジンである。
小排気量ながら、スーパーチャージャーによる低回転からのしっかりしたトルクのあるエンジンは、ストップ&ゴーが多くなる街乗りで扱いやすい。
高速道路での追い越しでは、ターボによる高回転域の伸びが活かされスムーズな加速が得られる。
シャランの1830kgの車体重量でも必要十分に感じたエンジンは、車体重量1580kgのゴルフ トゥーランでは積極的な走りを楽しみたいユーザーでも満足のできるレベルと言っていい。
シャランとの比較がされやすいが、より広い荷室が特に必要でなく3列目シートも滅多に使うことがないなら、走りが楽しいトゥーランがお薦めだ。
優れた燃費性能
ゴルフ トゥーランのカタログ燃費は10・15モードで14.6km/Lとなっている。
実際にトゥーランを所有しているユーザーからの実燃費報告では、街乗り8~10km/L、高速道路13~15km/L程度の報告が多い。
燃費性能については、ドイツ車よりも日本車の方が優れることが多かったが、VWの小排気量のTSIエンジンとDSGの組み合わせは、日本車に匹敵する燃費性能だと言える。
特に高速走行時の燃費は、DSGのダイレクトなトランスミッション特性が活かされ、良好な実燃費の結果を出している。