ストリームを引き継ぐのは、中国で先行発売されているジェイド
ホンダの7シーターミニバン、ストリームのフルモデルチェンジが計画されている。
次期ストリームは中国市場で先行発売されているジェイドがベースとなる。この手のミニバン車種はブームの終焉により日本市場での販売台数が望めなくなった。ストリーム後継車種は販売の中心を中国市場に移し商品開発が行われ、これまでに2012年の北京で発表されたコンセプトS、さらに2013年の上海で市販型ジェイドのデビューに至っている。
ストリーム後継車種は中国同様に車名をジェイドに変えて販売される可能性があるだろう。ちなみにストリームもジェイドもホンダがかつて二輪車の名称として使用していたものである。
ストリーム後継車に搭載されるのは1.5Lハイブリッドと新開発1.5Lガソリンターボ
ジェイド中国仕様に搭載されるパワートレインは直4の1.8Lガソリンエンジンの採用であったが、これは性能よりもコストが重視されていると考える。
ジェイド日本仕様では1.5Lハイブリッドになる見込みで、昨年2013年発売のフィットハイブリッドから搭載がスタートした、ホンダの新開発SPORT HYBRID i-DCDが採用されることになるだろう。ネガティブな部分も書けば、このハイブリッドパワートレインのダイレクトクラッチトランスミッションの出来が良くなく、先月も不具合が認められ3度目のリコールとなったばかりである。今後の改善に期待したいところだ。
ジェイド日本仕様の生産はホンダ狭山製作所で行われる計画で、想定される発売時期は2014年秋となっている。
さらに開発中の1.5Lターボエンジンを搭載したモデルが検討されており、こちらは1年以上遅れての追加投入となりそうだ。