安い乗用車を探している人にはダイハツBOONがおすすめ
中古車で安く車に乗りたいのなら軽自動車よりも普通車の安い車種の方が安上がりになる場合があります。
軽自動車は車検や自動車税といった法定費用の負担が軽いですが、車体価格が割高になる場合が多いです。
例えば、5年落ちワゴンRの中古車販売店での中心価格帯は80万円台もします。
(もっと安い軽自動車もある。という方もいるかもしれませんが、安い車はそれなりに問題があり、後々メンテナンス費用が発生したり、長く期間乗れずに廃車になってしまうことも少なくありません。5年落ちでまともな車体なら80万円ぐらいの販売価格がついています。)
一方でダイハツ・ブーンの5年落ち中古車の中心価格帯は50万円台です。
ブーンはワゴンRと比べて約30万円も安い相場になっています。
法定費用の違い
軽自動車とダイハツブーンの法定費用の差を1年間に換算すると30,245円になります。
この金額は、毎年かかる自動車税と、2年毎の重量税と自賠責保険が主な内訳です。
ブーンはワゴンRと比べて車体価格が約30万円安いということなので、10年以上乗り続けると軽自動車の方が安くなると言う計算です。
しかし、5年落ちの中古車をその後10年乗り続けるというのは、ほとんど現実的でない話だと思います。
平均的な廃車年数は11年と言われていますから、購入後6年間乗り続けるとします。
すると、12万円分ダイハツブーンの方が総額で安くなるという計算になります。
新車では、ほとんどの場合軽自動車の方が安い
普通車のブーンの方が安くなるのは、あくまで中古車の場合です。
新車の軽自動車と新車の普通車を比較すれば、法定費用の累積額を含めた総額は軽自動車の方が安くなります。(もちろん車種によりますが。)
純粋な車体価格について言えば、ブーン、パッソ、デミオ、マーチなら、だいたい軽自動車と同じぐらいの値引き後価格で販売されています。
新車で比較すれば、軽自動車は法定費用の差額がそのままお得ということになります。
ダイハツブーンの中古車相場
初代ブーン
型式M300S/M310S/M301S/M312Sは2004年~2010年まで販売された初代ブーン。
中古車価格はかなり値下がりしていて、お買い得。
エンジンは「1.0Lの1KR-FE型3気筒」と「1.3LのK3-VE型4気筒DOHC」の2タイプがある。
1.3LのK3-VEは排気量が1000ccを超えるので、自動車税が年間5000円高い。
もちろん1.3Lエンジンは加速がいいが、このクラスの車は税金の安さが魅力なので、あえて1.0Lエンジンモデルをお薦めしておく。
ブーンX4は1.0LターボエンジンのKJ-VETを採用。
車体重量はいずれのエンジンでも1t未満なので重量税に違いは無い。
業者向けカーオークションの平均落札価格です。
これに落札手数料が加算されて中古車販売店での販売価格となります。
新型ブーン
型式M600S/M610S/M601Sは2010年にフルモデルチェンジした新型ブーン。
中古車市場ではまだタマ数が少ない。
新型ブーンは中古車相場も高く、タイミングがよければディーラーで新車を買った方がお買い得な場合もある。
1.3Lエンジンは新型の1NR-FEとなっており、Dual DVVTを採用している。
1.0Lエンジンは初代ブーンとエンジンは変わらず1KR-FE。こちらはDVVTが採用されている。
新型ブーンも1.3Lエンジンで車体重量1t未満を達成している。