日産NV200バネットをブラックキャブにアレンジ、2014年12月デビュー
日産はロンドンに向けた新型タクシー車両を発表した。2014年12月の発売を予定している。
この新型タクシーはNV200バネットをベースに専用エクステリアが与えられたモデル。クロームメッキで装飾された丸目ヘッドライトと縦桟グリルは、ロンドンの伝統的なブラックキャブのイメージに合わせたクラシカルなデザインとなっている。
車内はミニバンならではの広いスペースを活用した特殊な作りとなっている。通常の助手席スペースは荷室として使われ、乗客用の座席は後部の広いスペースに3座と折りたたみ式の補助席2座が設定される。
現在ロンドンのタクシー車両はLTC社とメルセデス社の2社が製造するが、日産のNV200タクシーはこれらよりも安い価格設定となる見込み。さらに燃費性能も優れていることから、将来的にはNV200タクシーがロンドンのタクシーシェアを大きく獲得することが予想される。
さらにパワートレインに電気モーターとバッテリーを使ったEV仕様も2015年に投入される計画となっている。
NV200ベースのタクシー車両は、既に他都市で市販化実績があり、最近ではニューヨーク市が採用に踏み切った。
トヨタもミニバンタイプの新型タクシーを計画中
NV200タクシーのようなミニバンタイプとしては、東京モーターショー2013で公開されたトヨタのJPN TAXIコンセプトが記憶に新しい。
東京オリンピックが開催される2020年頃には、トヨタの次世代タクシーが日本中を走っているかもしれない。