マツダ新型アクセラ(二代目)評価

マツダ

先代のアクセラは日本よりも世界市場、特にヨーロッパで高い評価を受け非常に販売台数を伸ばした人気車種である。
国産車離れしたヨーロッパ車的なデザイン、走り、シャシー性能を低価格で手に入れられることから、走りに妥協したくない人にとってコストパフォーマンスに優れた車である。

DBA-BL5FW新型アクセラスポーツ1.5L総合評価

総合評価 ★★★★
デザイン ★★★★
走り ★★★★
ハンドリング ★★★★★
乗り心地 ★★★★
燃費 ★★★
コストパフォーマンス ★★★★★

高いシャシー性能

最近の日本車は環境性能や積載力に力を入れた車がうけているが、求める速度域の高いヨーロッパ市場では走りの能力の高い車でなければ売れない傾向がある。アクセラのシャシーはセダン、スポーツ共に高いレベルにあり、安心感があって、乗り心地がいい。ヨーロッパ市場で販売台数を伸ばした初代アクセラは世界のいろいろな道でテストされることとなったため完成度の高い熟成度の高いシャシー性能を得る事ができた。アクセラは先代モデルもボディの剛性感やサスペンションの動きの評判がすこぶる良かったがこれがさらに向上しているのがわかる。
普通の日本車並の価格でヨーロッパ車のシャシ性能が味わえるのは、ドライブが好きな者にとってはコストパフォーマンスの良さを感じる。日本でよく使う速度域でも固すぎることなく快適で、高速道路に出ると剛性感のあるしっかりとしたハンドリングでドライバーも疲れにくい。快適さと操縦安定性のバランスが絶妙であり、わかりやすいステアリングフィールは価値がある。
サスペンション形式は前がマクファーソン式ストラット、後がマルチリンク式となっており、Cセグメントでこの価格の日本車としては相当力を入れている。

ブレーキ性能

ブレーキは踏んだら踏んだ分だけしっかりきいてくれる正確性の高いブレーキフィールである。
BMWのようなかっちり感を大事にしたブレーキ設定である。

5種類から選べるエンジンタイプ

ZY-VE型 1.5L 直列4気筒 DOHC

走りを楽しむユーザーが多いため1.5L(ZY-VE)モデルでは不満を言うユーザーがいる。実際のところ、Cセグメントの1.5Lとしては必要十分な加速性能を持っており、普通のドライバーは1.5Lで十分である。

LF-DE型DISI 2.0L 直列4気筒 DOHC

2.0Lモデルは2000~3000回転ぐらいのトルクがよく日本で使う速度域でも扱いやすい。
アイドリングストップ機能を標準搭載している。

LF-VE型DISI 2.0L 直列4気筒 DOHC

4WD車専用エンジンである。
アイドリングストップ機能を標準搭載している。

L3-VDT型 2.3L 直4 DOHCターボ

スピードアクセラ専用のターボエンジンである。

環境性能と実燃費

アイドリングストップ機能

現在人気のハイブリッドほどずば抜けた環境性能があるわけではないが、アイドリングストップを2.0Lモデルに標準採用した。
アイドリングストップ機能は車が停止している時はエンジンも止まるという、わかりやすいエコロジーである。
劇的に燃費を上げれるわけではないが、全ての車をハイブリッドにすることは不可能であり、現実的な燃費向上策といえるだろう。

ユーザー報告による実燃費

1.5L,CVT,FF,DBA-BL5FW アクセラスポーツ・セダン 10~13km/L
2.0L,5AT,FF,DBA-BLEFW アクセラスポーツ・セダン 9~13km/L
2.0L,4AT,4WD,DBA-BLEAW アクセラスポーツ・セダン 9~12km/L
2.3L,6MT,FF,DBA-BL3FW MAZDA SPEED AXELA 9~12km/L

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