レクサスRX200tが開発中、トヨタがダウンサイジングターボ技術の獲得に積極的

レクサス

レクサスRXシリーズにもダウンサイジングエンジンがラインアップされる

高級SUVとしてラインアップされるレクサスRXシリーズ。これにダウンサイジングターボエンジンが搭載されたモデルとしてRX200tが市販化を目標に開発中である。
(写真は現行RX350)
RX350
トヨタはこれまでハイブリッド技術で先行し、特に先進国地域においてはハイブリッド車を普及させるまでに至っている。しかし、ダウンサイジングターボエンジンについては開発が遅れている。ダウンサイジングターボエンジンは主にフォルクスワーゲングループなどが先行して手掛けてきており、ハイブリッドよりもローコストで燃費性能が向上できる実用的な技術としてユーザーから支持されてきた。すべてのクルマがハイブリッドになり得ないという事情の中、トヨタとしてもダウンサイジングエンジンをラインアップさせたいという思惑があるようだ。
RX350 NY auto show 2013

レクサスRX200tとして2.0Lターボ搭載の可能性、まずは新型レクサスNXに搭載

トヨタが開発するダウンサイジングターボエンジン、その想定される排気量は2.0LでモデルネームとしてはRX200tということになる。この2.0Lの小排気量ターボエンジンは、まずは2014年発売の新型コンパクトSUV、レクサスNX200tに搭載されデビューすることになる。その後2015年にレクサスRXシリーズにRX200tとして追加ラインアップされる見込みである。
レクサスRX350
トヨタがダウンサイジングエンジンに対して意欲的であることは確かではあるものの、これがハイブリッドに変わるものではないと考える。特に国内向け車種については、これまでのハイブリッドエンジンを中心としたラインアップが継続されるだろう。
レクサス RX450h
また、新興国市場においては、ハイブリッドエンジンはメンテナンスを十分に受けられる環境が無いという理由で敬遠されてきた事情がある。こういった地域の環境対策車としてもダウンサイジングターボエンジンは歓迎されるだろう。

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