NSX CONCEPT-GT、SUPER GT GT500クラス参戦車両が公開
ホンダはNSX CONCEPT-GT 2014年モデルを2013年8月16日に鈴鹿サーキットで開催された2013 AUTOBACS SUPER GT 第5戦で公開した。
パワーユニットはレギュレーションに合わせた仕様ということで直4 2.0L ターボからなるレーシングハイブリッドシステムが搭載されている。さらにFR車前提の共通モノコックで組まれるなど、市販型NSX次期モデルとは中身が大きく異なるわけだが、エクステリアデザインについてはこれまで公開されてきたNSX CONCEPTがベースとなっている。つまり、走る新型NSXの姿としては国内初の披露となった。
ちなみに市販型NSXへの搭載が予定されているパワーユニットは、V6の直噴エンジンと3つのモーターを中心に構成されるスポーツハイブリッドSH-AWDである。
(写真はNSX CONCEPT ニューヨーク国際オートショー2013)
NSXのリアコンビネーションランプに新たなデザイン?
特筆すべきは、このNSX CONCEPT-GTに搭載される2.0Lターボエンジンがミッドシップレイアウトに搭載されているということである。この2014年のGT500 NSXはFRのHSV-010をベースにフロントフェィスのみ新型NSX顔に刷新されるとも言われていたからこれはいい意味で裏切られた。
そしてリアのデザインもほぼ完全にNSX CONCEPTと一致している。気になるのはリアコンビネーションランプの形状がコの字からロの字へと変更されていることである。これがNSX CONCEPT-GT専用の意匠なのか、あるいは市販型NSXにも採用されるものなのかは今後も見守っていく必要があるだろう。