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スカイライン次期モデルV37型の日本発売は2013年9月の見込み
インフィニティQ50が次期スカイラインとして日本で販売されることは、以前から多くのメディアで語られていたが、これはあくまでも推測に過ぎないものであった。そして、先月2013年5月に行われたインフィニティQ50の量産開始セレモニーにおいて、インフィニティQ50は日本ではスカイラインとして販売されることが決定していると、ゴーン社長自らによる正式な発表があった。これによって、スカイライン次期モデルV37型セダンの日本販売が確定し、その発売日は2013年9月頃になるとされている。
スカイラインクーペは2年遅れの2015年の発売に向けて開発中
さらに、このV37型は、これまでのスカイラインシリーズ同様にクーペモデルも計画されている。セダンはV6 3.5Lハイブリッドエンジンを搭載することで環境性能を重視したジェントルな仕様になるが、クーペは一転しアグレッシブでスポーティな志向で開発が進められている。このクーペモデルへ搭載されるエンジンは未確定だが、直4 2.0Lターボ、V6 3.0Lターボ、V6 3.5L NAの3タイプが候補になっており、さらにハイブリッドも採用される可能性が高い。
(写真はインフィニティQ50欧州仕様に搭載されるダイムラー製2.2Lディーゼルターボ)
特に期待したいのが直4とV6の2つのターボエンジン。何れもダイムラー製だがそのキャラクターは大きく異る。直4 2.0Lターボは燃費重視型のダウンサイジングターボエンジンで、最高出力は211ps、最大トルクは35.7kgm。既にメルセデスベンツE250への搭載実績があり、その燃費性能はJC08モード15.5km/Lを達成している。
一方、V6 3.0Lターボは、メルセデスベンツE550に搭載されてきたV8ユニットに置き換わるエンジンとしても開発され、メルセデスベンツE400として2014年に発表される見込みとなっている。最高出力は334ps、最大トルクは49.0kgmを発揮するハイスペックエンジンで、スカイラインシリーズ最高峰グレードとしての設定が期待される。
また、スカイラインクーペのプラットフォームはセダンのものから補強が入るとされており、こういった高トルクエンジンの搭載も可能になるということだ。
次期スカイラインクーペの発売日については、スカイラインセダンの発売から1年後の2014年とされていたが、やや遅れて2015年頃になるだろう。