CX-5に改良版投入、JC08モード燃費16.4km/Lに向上しエコカー減税75%対象

マツダ

CX-5が燃費向上を含めた改良、カー・オブ・ザ・イヤー受賞

マツダのCX-5が第33回日本カー・オブ・ザ・イヤー2012-2013を受賞した。本年は86/BRZという本格スポーツカーが発売された特別な年でもあるのだが、CX-5がこれを超える得票数を獲得し1位となった。
CX-5 パリ2012
そして、発売から1年と経たないCX-5であるが、今月2012年12月には早くも改良版が投入された。改良内容は、キックダウンスイッチの全グレード標準装備化とガソリンエンジン車の燃費改良となる。これにより2.0LガソリンエンジンのスカイアクティブGを搭載する各グレードでのJC08モード燃費は0.4km/L向上することになり、最高16.4km/Lとなった。全グレードがエコカー減税75%の対象車となり、燃費が良くなるだけでなく、購入ユーザーは約3万円の節税効果を得ることができる。
また、ディーゼルエンジンのスカイアクティブD搭載車には、電動スライドサンルーフのオプション設定を新たに用意。価格は8万4千円となる。
CX-5 2012

CX-5のライバル車、フォレスター、アウトランダー

さて、カー・オブ・ザ・イヤーに輝き販売も絶好調のCX-5であるが、今回の早すぎるとも言える改良版投入の背景には、2012年終盤になって同クラス国産SUVのライバル車、スバル・フォレスター、三菱・アウトランダーが相次いで発売されたことも影響しているだろう。各ライバル車のエコカー減税は最大でも50%となっており、CX-5が75%化したメリットは大きく感じる。
CX-5はマツダのミドルクラス車種として、久しぶりのヒット車となった。今後も競合車種に対するアドバンテージを強く維持していく構えだ。

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