アテンザワゴンが世界初公開、予約販売は250万円から
新型アテンザの予約受付が2012年10月6日より開始となった。正式な発売日は11月末頃になる見込み。
これまでMazda6として、モスクワモーターショーでセダンが、パリモーターショーでワゴンがそれぞれワールドプレミアを迎えていたが、その日本仕様である新型アテンザの事実上の販売が始まることになった。
新型アテンザの価格帯は250万円から340万円に設定され、現行の210万円から275万円よりも実質的な車格アップを果たすことになる。
日本仕様アテンザには、3タイプのエンジンが用意され、2.2Lディーゼル、2.0Lガソリン、2.5Lガソリンがラインアップ。トランスミッションは全車6ATが採用される他、2.2Lディーゼルには6MTも設定される。
特に注目されているのが、欧州のユーロ6あるいは日本のポスト新長期規制に対応したスカイアクティブDと呼ばれる2.2Lのディーゼルエンジンモデルである。マツダのスカイアクティブ技術により、高価格なNOx後処理触媒を不要としたため、ディーゼルエンジン搭載ながらも低い価格設定が実現される。既にCX-5で実装されているディーゼルエンジンと同タイプであり、この新型アテンザにおいてもディーゼル補助金の後押しがあり販売をリードするモデルとなるだろう。
写真の赤のアテンザは、ソウルレッドプレミアムメタリックと名付けられた新色のモデルである。
アテンザワゴンはセダンよりもホイールベースを短く設定
マツダ アテンザワゴンの興味深いところは、これがセダンの単なる荷室拡大版ではなく、専用設計となっているところにある。セダンでは2830mmであるホイールベースは、ワゴンでは2750mmに縮小され、大きな荷室を持ちながらも取り回し性能の悪化を避けた設計が採用されている。
写真は、ワゴンのリアシート。後席の居住性を重視するならセダンがおすすめとなるだろう。
新型アテンザは刺激的なエクステリアに注目を集めることが多かった。インテリアデザインに大きな挑戦を感じることはできないが、オーソドックスにまとまっており、これはこれで好印象である。