CX-5のスカイアクティブD比率が9割に、ディーゼル補助金18万円は継続

マツダ

CX-5の優れた実燃費とクリーンディーゼル補助金

マツダが今年2012年2月から販売開始となったクロスオーバーSUV、CX-5の受注が依然好調である。他車種がエコカー補助金による需要の先食いで早くも受注減に転じているのに対し、CX-5の8月の販売台数は3576台と発売以来続く好調なペースを維持し続けている。
CX-5 2012
そして、新型クリーンディーゼルエンジンとして注目を集めているスカイアクティブD搭載グレードの比率がさらに高まる傾向が出てきている。CX-5のディーゼル比率は、発売直後の7割程度から、最近では9割近くまで上昇してきているというのだ。
マツダのスカイアクティブDの認知度が高まったのもその原因の一つだろうが、エコカー補助金の影響も大きい。クリーンディーゼルを搭載したCX-5 DXグレードは、電気自動車・クリーンディーゼル自動車向けの補助金対象となっており、その予算は通常のエコカー補助金に対して別枠となっている。こちらは予算に余裕があり、しばらく継続される見込みだ。しかもその支給額が最大18万円となっているのも購入者にとってメリットが大きい。マツダのクリーンディーゼルの人気がさらに上昇する環境になっている。
CX-5 北京モーターショー2012

CX-5の優秀な実燃費は、ハイブリッド車レベルの燃料費を実現

ユーザーの購買欲を掴んでいるのは補助金だけではない。クリーンディーゼル最大のメリットは燃費性能にあるだろう。クリーンディーゼルを搭載したCX-5のJC08モード燃費は、FF車が18.6km/L、4WD車が18.0km/Lとなっている。これが、実用燃費では、街乗りで13km/L、郊外や高速道路で16~19km/L、平均でも15~16km/Lと言うドライバーが多い。これは2.0LクラスSUV車としては抜群に良い実用燃費と言える。さらにレギュラーガソリンよりもリッター15円程度も安い軽油を燃料とするためハイブリッド車並の燃料費を実現している。

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