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ステップワゴンは2014年のフルモデルチェンジでハイブリッド化する
ホンダは、ステップワゴンの2014年のフルモデルチェンジに向けた次期モデルの開発を進めている。通算5代目となる次期モデルは、いよいよハイブリッドグレードが登場することになる。
次期ステップワゴンに搭載されるハイブリッドシステムは、今年2012年11月~12月頃に発売される新型アコードに搭載されるものと同タイプ。これは、ホンダがこれまで販売してきたインサイトやフィットハイブリッドのIMAハイブリッドとは大きく異なるシステムである。
次期ステップワゴンに搭載される中大型車種向けに開発された新型ハイブリッドシステムは、2モーター1クラッチシステムが採用され、モーター出力の合計は120kW。これはインサイトが10kWであったことと比較すると、システムが大型化したことがよくわかる。この強力な電気モーターによって、短距離であればガソリンエンジンを使わないEV走行も可能になる。
また、モーターにクラッチを組み合わせることで、モーター不要時の損失をカットすることが可能になっている。
二次電池には、リチウムイオンバッテリーが採用される。従来型のニッケル水素バッテリーよりもコンパクトで高出力なタイプになる。
ガソリンエンジン部分には、新開発された2.0Lの直噴アトキンソンサイクルエンジンが採用される。
次期ステップワゴンは、ハイブリッドグレードの他に低価格な通常の2.0Lエンジンモデルもラインアップされるが、こちらのエンジンも燃費の良い直噴システムになる見込みだ。
ステップワゴン ハイブリッドが最も燃費が良くなりそう
競合車種を見てみると、いままで手付かずだった2.0Lミニバンクラスのハイブリッド化がブームになりつつある。
まず今年の夏に、日産・セレナがクラス初となるハイブリッドグレードをデビューさせる。しかし、これは簡易型ハイブリッドシステムで、燃費性能はあまり期待ができない。その後の来年2013年に、トヨタがTHSⅡを搭載させたノア&ヴォクシー ハイブリッドを発売する計画だ。
ステップワゴンハイブリッドはライバル車の中で一番最後の発売になるが、トヨタのTHSⅡには無いモータークラッチやリチウムイオンバッテリーがアドバンテージとなる。燃費性能は最も優れることになるだろう。
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