スズキ・ランディがフルモデルチェンジを受けて、2022年8月8月に発売される。通算4代目モデルとなる。
新型ランディの価格表
グレード | パワートレイン | 駆動方式 | WLTCモード燃費(km/L) | エコカー減税(重量税) | 消費税込み車両本体価格(円) |
G(8人乗り) |
M20A-FKS 2.0L |
2WD | 15.1 | ― | 3,106,400 |
4WD | 14.3 | ― | 3,327,500 | ||
HYBRID G (7人乗り) | 2ZR-FXE 1.8L (ハイブリッド) 電気式無段変速機 |
2WD | 23.2 | 免税 | 3,450,700 |
E-Four | 22.0 | 免税 | 3,697,100 |
グレード構成はOEM元のトヨタ・ノアから大きく簡略化されており、2グレードのみの設定となる。
新型ランディのOEM元は日産からトヨタに変更
ランディシリーズは、スズキの中型ミニバンとして2007年からこれまで、初代ランディ(SC25型)、2代目(SC26型)、3代目(SC27型)と販売されてきた。これらはいずれも日産からセレナの車体をベースにOEM供給されたモデルであった。
今回の新型4代目ランディからは、トヨタから車体供給を受けることになり、2022年1月にフルモデルチェンジを受けた新型ノアと姉妹車種の関係となる。昨今のスズキはトヨタとの業務提携の関係を深めており、グローバルでもスズキが開発した複数車種のSUVをインドのトヨタ系列の工場で生産することを発表していた。
新型ランディの特徴
新型ランディは全長4,695mm、全幅1,730mmのボディーサイズに、セカンドシートのロングスライドによる多彩なシートアレンジを可能としており、広く自由度の高い室内空間が提供される。
グレード構成は7人乗りのHYBRID Gと8人乗りのGの2種類が設定される。
パワートレインについては、「HYBRID G」が1.8Lハイブリッドの2ZR-FXE型が搭載される。「G」は2.0LのダイナミックフォースエンジンM20A-FKS型が搭載される。
両側のスライドドアには携帯リモコンを身につけている状態でフロントドア下のセンサー部に足先をかざすだけで開閉ができるハンズフリーデュアルパワースライドドア[ワンタッチスイッチ、挟み込み防止機構付]や、バックドアには開閉途中の位置に止めることができるフリーストップバックドアが採用されるなど使い勝手のよい装備が充実された。
安全装備では車両や歩行者[昼夜]、自転車運転者[昼夜]、自動二輪車[昼]を直進時・交差点右左折時に検知して衝突警報やプリクラッシュブレーキで衝突回避をサポートするプリクラッシュセーフティなどの先進技術を搭載した予防安全パッケージを設定しており、安全装備も充実される。
新型「ランディ」は、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」に該当する。
新型ランディの画像
新型ランディのリーク画像、トヨタ・ノアOEM
新型ランディのリーク画像が発表直前には多数目撃されていた。
(Twitterの利用規約に基づいた引用をさせていただいております)
新型ランディの車体は、フロント中央にスズキのエンブレム、バックドアにはトヨタのハイブリッドシステム「THSⅡ」の搭載を示す「HYBRID SYNERGY DRIVE」のバッジが確認できる。一方で「HYBRID SYNERGY DRIVE」が貼られていない車両も存在する。こういったことからも、新型ランディのパワートレインラインアップは本家ノアと同様に、1.8Lハイブリッド(2ZR-FXE型)と2.0Lガソリン(M20A-FKS型)の二種類が用意されることが確定的となっていた。
ただし、グレード構成やシート数の選択肢については、新型ランディは制限された状況となった。