コペンのフルモデルチェンジ期待、1300cc、FR、5ナンバー化でグローバル市場に挑戦
現行コペンは2014年6月にフルモデルチェンジ発売された2代目モデルとして位置づけられ、販売期間は11年を超えています。次期型へのフルモデルチェンジが待望されています。
2025年5月18日にはダイハツ滋賀工場で竜王フェスタが開催されましたが、そこでVISION COPENが出品されました。
再出品が行われたことで、フルモデルチェンジ計画が継続されていることが期待されます。
VISION COPENは2023年のジャパンモビリティショーで初公開されました。
丸目のデイタイムライトを特徴とする2シーターオープンとして仕上げられ、コペンの後継車種として相応しいデザインが示されました。
ボディサイズは全長3,835mm、全幅1,695mm、全高1,265mm、ホイールベース2,415mmとされ、軽自動車規格を超える寸法により5ナンバーへのシフトが示唆されます。特に全幅1,695mmが現実味を強調します。
電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」は先代から継承される見込みで、コペンのアイデンティティーとして位置づけられます。
駆動方式にはFRレイアウトが採用されることになり、新たな魅力の一つとなりそうです。
またBEVではなくICE車として計画されていることも注目されました。その排気量は1300ccが想定され、CN燃料の採用によって環境配慮とパフォーマンスの両立が追求されます。
ダイハツからコペンのモデルネームが継承されるほか、トヨタブランドからのOEM販売も予想され、86の弟分といえる立ち位置が見込まれます。
トヨタは、2015年の東京モーターショーでS-FR コンセプトを出品していましたが、次期コペンの兄弟モデルとしての市販化が期待されます。
2025年10月に開催されるジャパンモビリティショーで、次期コペンに関する新たな出品があれば、市販化は確定的となるでしょう。
新型コペン、フルモデルチェンジの<まとめ>は、次のページ
VISION COPENの意匠登録画像が公開
2024年3月4日には、ダイハツが意匠登録した新たな画像が公開されました。
車体デザインは、ジャパンモビリティショー2023で出品された「VISION COPEN」そのものの姿に見えます。当該意匠は、同ショー出品前の2023年9月28日に出願されていました。
新型コペン、フルモデルチェンジの<まとめ>は、次のページ
コペンが一部仕様変更で法規対応、販売再開 2024年12月
コペンは2024年11月に施行された新たな法規に対応できず、一時的に販売を停止していましたが、2024年12月10日に安全性能の向上などを含む一部仕様変更が行われ、販売が再開されました。
この再販売にあたっては原材料価格の高騰などを理由に94,600円から140,800円の値上げが実施され、ユーザーにとっては新たな負担増も生じることとなりました。
また、これまでラインアップされていたクロスオーバーテイストのXPLAYシリーズが廃止されるといった大幅な変更もあり、モデル末期に向けて商品ラインアップの整理が進められたと考えられます。
2023年のジャパンモビリティショーでは次期型コンセプト「VISION COPEN」も披露されており、フルモデルチェンジが近いことが想定されます。
新型コペン、フルモデルチェンジの<まとめ>は、次のページ
コペン 価格表 2024年12月
モデル名 | 変速機 | 消費税込み(円) | ||
旧価格 | 新価格 | 値上げ | ||
Robe | 7速付きCVT | 1,888,700 | 1,983,300 | 94,600 |
Robe | 5MT | 1,910,700 | 2,038,300 | 127,600 |
Robe S | 7速付きCVT | 2,092,200 | 2,196,700 | 104,500 |
Robe S | 5MT | 2,114,200 | 2,251,700 | 137,500 |
Cero | 7速付きCVT | 1,943,700 | 2,040,500 | 96,800 |
Cero | 5MT | 1,965,700 | 2,095,500 | 129,800 |
Cero S | 7速付きCVT | 2,147,200 | 2,255,000 | 107,800 |
Cero S | 5MT | 2,169,200 | 2,310,000 | 140,800 |
GR SPORT | 7速付きCVT | 2,382,200 | 2,501,400 | 119,200 |
GR SPORT | 5MT | 2,437,200 | 2,556,400 | 119,200 |
XPLAY | 7速付きCVT | 1,888,700 | 廃止 | – |
XPLAY | 5MT | 1,910,700 | 廃止 | – |
XPLAY S | 7速付きCVT | 2,092,200 | 廃止 | – |
XPLAY S | 5MT | 2,114,200 | 廃止 | – |
新型コペン、フルモデルチェンジの<まとめ>は、次のページ
現行コペンは、2014年6月にフルモデルチェンジ発売された2代目モデルで、フルモデルチェンジ発売から9年が過ぎている。
「VISION COPEN」のボディサイズは、全長3,835mm、全幅1,695mm、全高1,265mmとなり、ホイールベースは2,415mmとなる。
この場で、トヨタの佐藤社長はダイハツが今後、軽自動車中心の事業内容へのシフトを検討していると報告した。これにより、軽自動車以外の事業を完全に撤退するわけではないが、1300ccクラスとされる次期コペンの計画がどのように進むのかは明確ではない状況だ。
新型コペン、フルモデルチェンジの<まとめ>は、次のページ
コペン 20周年記念特別仕様車 2022年6月
ダイハツの軽オープンスポーツカー「COPEN(コペン)」が、2022年6月で初代モデル発売から20年を迎えた。20周年を記念する特別仕様車が設定され2022年9月に発売された。
初代「コペン」は、誰もが気軽に楽しめる本格的オープン・スポーツカーとして開発され、ユニークな外観デザインや電動開閉式ルーフ(アクティブトップ)等の高い商品性と「持つ悦び、操る楽しさ」が評価された。
さらに、2014年のフルモデルチェンジで発売された2代目モデルでは、コペンの象徴ともいえる電動式開閉ルーフは継承しつつ、新骨格構造「D-Frame」、内外装着脱構造「DRESS—FORMATION」の採用により「感動の走行性能」と「自分らしさを表現できるクルマ」が実現された。
「Robe(ローブ)」、「XPLAY(エクスプレイ)」に加え、2015年に「Cero(セロ)」、2019年には第4のモデルとして「GR SPORT(ジーアール スポーツ)」が発売された。
20周年を記念して2代目として初となるTVCMの放映を開始された。
またスペシャルサイトにて、これまでのコペンの歩みと特別仕様車の情報が公開されている。
この20周年記念特別仕様車は、1,000台限定生産で、2022年6月20日(月)より全国一斉に先行受注が開始された。その後、6月24日(金)に、受注台数が1,000台に達し、既にオーダー受付を終了させている。
丸目のヘッドランプが初代を想起させる「セロ」をベースに、1台1台職人が手作りでつくりあげるコペンの上質さを際立たせる特別装備として、2代目では初めてとなる本革製のスポーツシートが採用された。
自然の中で美しく映える、アイボリーの内装色とシートのコーディネートに加え、20周年の記念エンブレムとシリアルナンバー入りのスカッフプレートで特別感が演出される。
新型コペン、フルモデルチェンジの<まとめ>は、次のページ
(このページには、権利者より報道目的または個人的・非営利目的の場合のみの使用が許可されている画像・動画を使用しています。)
新型コペン フルモデルチェンジまとめ
まとめ更新日: 2025/08/17
コペン フルモデルチェンジ 予想
- 現行型、2014年6月発売の2代目コペンの販売期間は11年以上
- 次期型コンセプト「VISION COPEN」がジャパンモビリティショー2023で出品
- 初代コペンを思わせるスタイリング
- 丸目のデイタイムライト
- ボディサイズ: 全長3,835mm、全幅1,695mm、全高1,265mm、ホイールベース2,415mm
- 5ナンバーカー&グローバルモデルへ転身
- 電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」継続採用
- FRレイアウトを採用
- CN燃料を活用の内燃機関を搭載
- 排気量は1300cc
- 「86」の弟分的なポジション、トヨタブランドからのOEM販売予想
コペン 一部仕様変更 2024年12月
- 2024年12月、一部仕様変更で法規対応し販売再開
- XPLAY廃止
- 値上げ