MAZDA3はフルモデルチェンジでBEVの「MAZDA 3e」を設定か
MAZDA3のフルモデルチェンジは、2026年から2027年以降の展開となるかもしれません。
2025年2月20日に公開された「MAZDA 3e」という商標登録は、MAZDA3のフルモデルチェンジ後継モデルを予感させるものです。「MAZDA 3e」は欧州で販売中のBEV「MAZDA 6e」の命名則からBEVであることが想定されます。また、「MAZDA 6e」が長安汽車が生産する「MAZDA EZ-6」の姉妹車種であることを踏まえると、「MAZDA 3e」においても同様の共同開発となる可能性はあるかもしれませんが、現在のところ判断は難しいです。
ほかにも、モデルネームの最後に「e」が付けられる商標として「MAZDA CX-6e」「MAZDA CX-5e」「MAZDA 2e」があります。このうち「MAZDA CX-6e」については、2025年4月の上海モーターショーでワールドプレミアされることが予想されます。また、2025年にはマツダがCX-5のフルモデルチェンジを計画していることが決算説明でも明らかにされており、これにはBEVの「CX-5e」のラインアップが予想されます。
残された、「MAZDA 3e」と「MAZDA 2e」については2026年から2027年以降の展開となりそうです。最近の電動化の流れから考えると、BEV専用車ではなくエンジン搭載車を残した展開になるという見方もあります。しかし、セダン、ワゴン需要が縮小するなかでは、MAZDA 3後継モデルについては、BEVに特化される可能性は残されます。
また、現行型MAZDA3(BP系)は2019年に発売されたため、フルモデルチェンジの優先順位は低いとみられます。まずは2014年から販売されるDJ系のMAZDA2(旧デミオ)のフルモデルチェンジから実施される可能性があります。
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MAZDA3 新機種追加 2024年12月
MAZDA3に新機種が追加され2024年12月25日に発売となった。
マツダ3 FASTBACK
採用された装備
-
Black Selection
外装に黒色のドアミラーカバーとホイールを採用し、内装に赤色ステッチを施すことで、スポーティな世界観を表現しています。 -
i Selection
ユーザーからの要望が高い装備として、360°ビューモニターなどが採用されています。 -
Leather Touring Selection
SKYACTIV-G 1.5搭載車向けに、スムースレザー素材のシートや本革巻ステアリング、運転席10Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能、アダプティブLEDヘッドライトなどを装備しています。
メーカー希望小売価格(消費税込)
- 15S Black Selection:2,477,200円(2WD)
- 20S Black Selection:2,799,500円(2WD)/3,036,000円(4WD)
- XD Black Selection:3,074,500円(2WD)/3,311,000円(4WD)
- 15C i Selection:2,299,000円(2WD)
- 15S Leather Touring Selection:2,757,700円~2,779,700円(2WD)
マツダ3 SEDAN
採用された装備
- Black Selection
FASTBACKと同様、黒を基調としたエクステリアや赤色ステッチなどの内装により、スポーティな印象を演出しています。
メーカー希望小売価格(消費税込)
- 20S Black Selection:2,799,500円(2WD)
- XD Black Selection:3,074,500円(2WD)
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MAZDA3 商品改良 2024年10月
マツダは2024年8月1日にコンパクトカー「MAZDA3」を商品改良し、予約受注を開始した。販売開始は2024年10月上旬としています。
改良の大きなポイントはグレードの整理です。
MAZDA3 FASTBACKでは、ベースグレードとして「15C」を用意し、安全装備を充実させたコアグレードとして「15S S Package」「XD S Package」が設定されました。加えて、シートヒーターなどの快適装備が充実した上質グレード「20S Touring」「X Touring」「XD Touring」が設定され、レトロモダンな世界観とスポーティーさを融合した特別仕様車「15S Retro Sports Edition」「20S Retro Sports Edition」「XD Retro Sports Edition」も投入されています。
一方のMAZDA3 SEDANには、安全装備を充実させたコアグレードとして「20S S Package」「XD S Package」がラインアップされ、快適装備を備えた上質グレードとして「20S Touring」「XD Touring」を設定。こちらにも特別仕様車として「20S Retro Sports Edition」「XD Retro Sports Edition」が加わり、ファストバック同様のレトロモダンな世界観をスポーティーに表現しています。
また、新たなメーカーセットオプションとして「ブラックアピアランスパッケージ」が登場し、MAZDA3 FASTBACKの「15S S Package」「XD S Package」やMAZDA3 SEDANの「20S S Package」「XD S Package」でアルミホイールとドアミラーカバーを黒色に変更できます。
コネクティッドサービスに関しては、MAZDA3 FASTBACKの「15C」を除く全機種に「Amazon Alexa2」を採用し、同じく「15C」を除く全機種で「マツダオンラインナビ3」に対応しました。室内の安全装備では、後席の乗員取り残しや荷物の置き忘れを防ぐ「リアシートアラート」が全機種に採用されました。
メーカー希望小売価格(消費税込)は、MAZDA3 FASTBACKが2,209,900円から3,986,400円、MAZDA3 SEDANが2,577,300円から3,265,900円に設定されています。
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「MAZDA SPIRIT RACING 3 CONCEPT」出品、2024年 東京オートサロン、大阪オートメッセ
今後の販売期間が長くなりそうなMAZDA3ですが、東京オートサロン2024および大阪オートメッセ2024では、市販型を前提とした「MAZDA SPIRIT RACING 3 CONCEPT」の出品がありました。
開発中のこのクルマは、街中からサーキットまで楽しく走れることを目指しており、MAZDA SPIRIT RACINGブランドが手掛けるスペシャルモデルの第二弾となります。
従来モデルに対して、サーキットではより意のままに操れる一方、日常では上質な乗り味の実現を目指しているとされています。
さらに、スーパー耐久レース活動を通して培った足回りやエアロダイナミクスの進化が取り入れられ、それらに合わせた内外装のアピアランスにも磨きがかかるとのことです。
「速さ」と「質感」に拘るMAZDA SPIRIT RACINGならではの価値を体現したハイパフォーマンスモデルとして、市販される見込みです。
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MAZDA3 特別仕様車「Retro Sports Edition」発表 2023年9月
MAZDA3特別仕様車「Retro Sports Edition」が2023年9月に発表された。レトロモダンの世界観をテーマにスポーティーさを融合したデザインが特徴となる。
エクステリアは、ジルコンサンドメタリックをイメージカラーとしてドアミラーやホイール、シグネチャーウイングをブラックで統一され、インテリアではテラコッタカラーとブラックの組み合わせにより、レトロな雰囲気とスポーティーさが際立たされる。シート中心部にはスウェード調生地のレガーヌが使用され、2トーンのシート(合成皮革)が採用された。また、各所にテラコッタカラーのステッチが施され、デコレーションパネルにもレガーヌが採用されることで、質感が高められている。
新たな個性「Retro Sports Edition」は、ブラックを基調としたスポーティーグレード群に加わり、こだわりあるお客さまに新たな選択肢が提供される。価格帯は2,850,100円~3,902,800円で、ベース機種はBlack Tone Editionとなる。
標準装備には、シグネチャーウイング(ダークメタル)、合成皮革(テラコッタ)/レガーヌ(ブラック)のシート、インパネデコレーションパネルにレガーヌ(ブラック)、インテリア加飾(ガンメタリック)などが含まれる。ドライビング・ポジション・サポート・パッケージには、運転席10Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能、運転席&助手席シートヒーター、ステアリングヒーター、ドアミラーリバース連動機能が含まれる。また、自動防眩ルームミラー(フレームレス)、LEDマップランプ(リア)、ボーズサウンドシステム(AUDIOPILOT2+Centerpoint2)+12スピーカーも装備される。
MAZDA3 FASTBACK 15S Retro Sports Editionでは、前側方接近車両検知(FCTA)、クルージング&トラフィック・サポート(CTS)、交通標識認識システム(TSR)、アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)、ユニット内シグネチャーLEDランプ(ヘッドランプ&リアコンビランプ)、デイタイム・ランニング・ライト(DRL)、ドアミラー自動防眩機能(運転席側)、車載通信機(コネクティッドサービス対応)、バーグラアラームシステムがベース機種に対して追加される。
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新型MAZDA3のパワートレインラインアップは大幅削減 2023年4月
MAZDA3は、発売以来、何度かの年次改良を経て、パワートレイン追加が実施されてきた。一方で、2022年の国内販売は14,020台に留まっており、ラインアップの整理が必要な時期となっていた。今回の商品改良では、パワートレインラインアップが大幅に削減された。発売時期は2023年6月。
ちなみに直近のラインアップでは、ファストバックとセダンともにSKYACTIV-G 1.5、SKYACTIV-D 1.8、e-SKYACTIV G 2.0、e-SKYACTIV-X 2.0の4種類のエンジンが用意され、それぞれに2WD/4WDが設定されてきた。またファストバックのSKYACTIV-G 1.5、e-SKYACTIV G 2.0、e-SKYACTIV-X 2.0には、6AT/6MTの選択肢が用意されてきた。
今回の改良により、ファストバックでは、1.5Lガソリン車が継続されたものの、駆動方式は2WD、トランスミッションは6ATに絞られた。また、e-SKYACTIV-X 2.0も残されたが、駆動方式は4WDのみとなる。
セダンは大幅なパワートレインラインアップの削減となった。エンジン選択肢は、2.0L ハイブリッド、1.8L ディーゼルの2択となる。いずれも駆動方式は2WD、トランスミッションは6ATに絞られた。
新型「MAZDA3」のメーカー希望小売価格帯は2,288,000円~3,866,500円となった。
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FASTBACK グレード パワートレイン別 新価格(2023年4月)
FASTBACK ガソリンエンジン SKYACTIV-G 1.5 | |||
グレード | 駆動 | トランスミッション | 価格(消費税込) |
15S | 2WD | 6EC-AT | ¥2,288,000 |
15S Touring | 2WD | 6EC-AT | ¥2,498,100 |
15S Black Tone Edition | 2WD | 6EC-AT | ¥2,596,000 |
FASTBACK ハイブリッド e-SKYACTIV G 2.0 | |||
グレード | 駆動 | トランスミッション | 価格(消費税込) |
20S Proactive | 2WD | 6EC-AT | ¥2,593,800 |
20S Black Tone Edition | 2WD/4WD | 6EC-AT/6MT | 2WD(6EC-AT): ¥2,805,000 2WD(6MT): ¥2,948,000 4WD(6EC-AT): ¥3,041,500 |
20S Proactive Touring Selection | 2WD/4WD | 6EC-AT/6MT | 2WD(6EC-AT): ¥2,830,300 2WD(6MT): ¥2,907,300 4WD(6EC-AT): ¥3,066,800 |
FASTBACK ハイブリッド e-SKYACTIV X 2.0 | |||
グレード | 駆動 | トランスミッション | 価格(消費税込) |
X Smart Edition | 4WD | 6EC-AT | ¥3,149,300 |
X Black Tone Edition | 4WD | 6EC-AT/6MT | 4WD(6EC-AT): ¥3,866,500 4WD(6MT): ¥3,866,500 |
X Proactive Touring Selection | 4WD | 6EC-AT/6MT | 4WD(6EC-AT): ¥3,825,800 4WD(6MT): ¥3,825,800 |
FASTBACK ディーゼルエンジン SKYACTIV-D 1.8 | |||
グレード | 駆動 | トランスミッション | 価格(消費税込) |
XD Proactive | 2WD | 6EC-AT | ¥2,868,800 |
XD Black Tone Edition | 2WD/4WD | 6EC-AT | 2WD(6EC-AT): ¥3,080,000 4WD(6EC-AT): ¥3,316,500 |
XD Proactive Touring Selection | 2WD/4WD | 6EC-AT | 2WD(6EC-AT): ¥3,105,300 4WD(6EC-AT): ¥3,341,800 |
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SEDAN グレード パワートレイン別 新価格(2023年4月)
SEDAN ハイブリッド e-SKYACTIV G 2.0 | |||
グレード | 駆動 | トランスミッション | 価格(消費税込) |
20S Proactive | 2WD | 6EC-AT | ¥2,593,800 |
20S Black Tone Edition | 2WD | 6EC-AT | ¥2,805,000 |
20S Proactive Touring Selection | 2WD | 6EC-AT | ¥2,830,300 |
SEDAN ディーゼルエンジン SKYACTIV-D 1.8 | |||
グレード | 駆動 | トランスミッション | 価格(消費税込) |
XD Proactive | 2WD | 6EC-AT | ¥2,515,741 |
XD Black Tone Edition | 2WD | 6EC-AT | ¥3,080,000 |
XD Proactive Touring Selection | 2WD | 6EC-AT | ¥3,105,300 |
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このほか新型MAZDA3の商品改良、10.25インチセンターディスプレイ、安全装置グレードアップ、新色
また、2023年4月のMAZDA3の商品改良では、安全性・利便性・快適性を向上させ、新たに外板色が追加された。
安全性の向上については、マツダの安全思想「MAZDA PROACTIVE SAFETY(マツダ・プロアクティブ・セーフティ)」に基づき、AT誤発進抑制制御やドライバー・モニタリングを進化させ、運転時の安心感が高められた。AT誤発進抑制制御では、従来の「車・壁などの障害物」に加えて、「歩行者(前方)」も検知対象となった。また、ドライバー・モニタリングに「わき見警報機能」が新たに追加され、運転者のわき見を検知すると、画面表示と警報音を用いて運転者に注意が促される。
利便性、快適性の向上については、「10.25インチセンターディスプレイ」が新たに採用された。
さらに「ワイヤレス充電(Qi)、ワイヤレス接続機能(Apple CarPlay対応)、USB-Type C端子(照明付)」を追加し、モバイル機器との連携や乗降時の接続操作が低減された。コネクティッドサービス領域では、従来の「コンフォートプラン」に加えて、新たに2つの有料プラン「見守りプラン」「リモートエンジンスタート」が追加された。
また、外板色には「セラミックメタリック」が追加された。
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MAZDA3のマイナーチェンジは2024年以降実施に期待もフェイスリフトは無い?
MAZDA3は2019年5月に日本発売されたモデル。販売5年目に突入するタイミングでの商品改良であるが、エクステリアデザインの大きな変更は含まれない。マイナーチェンジ相当の改良による後期型の登場は、2024年以降に期待される。ただし、国内ブランド全体で、大幅フェイスリフトによるマイナーチェンジを実施いない傾向もあり、ほぼこのままの姿で販売期間を全うするかもしれない。
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MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept 画像 東京オートサロン2023
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MAZDA3にマイルドハイブリッド「e-SKYACTIV G 2.0」導入、2022年8月発表
MAZDA3は2019年に発売されたモデル。販売期間4年目に入った2022年8月4日には、一部商品改良が発表され、予約受注をスタートさせている。消費税込み車両本体価格は2,288,000円~3,842,280円に設定された。
MAZDA3に「e-SKYACTIV G 2.0」導入
今回の一部商品改良では、パワートレインラインアップの一部が変更となり、従来の「SKYACTIV-G 2.0」が廃止され、新たにマイルドハイブリッドシステムの「Mハイブリッド」を採用する「e-SKYACTIV G 2.0」が導入された。
これにより、パワートレインラインナップは「SKYACTIV-G 1.5」、「e-SKYACTIV G 2.0」、「SKYACTIV-D 1.8」、「e-SKYACTIV X」の4つとなる。
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新型MAZDA3、一部グレード体系を見直し
「e-SKYACTIV G 2.0」、「SKYACTIV-D 1.8」搭載車の上級グレードを「Proactive Touring Selection」に集約し、上級インテリア加飾や自動防眩ルームミラー(フレームレス)が採用された。内装の質感をさらに向上している。
新型MAZDA3に設定される本革内装メーカーオプション
また、「Proactive Touring Selection」に設定される本革内装メーカーオプションとして、ファストバックはバーガンディレザーパッケージ、ブラックレザーパッケージの2種類。セダンはブラックパッケージが用意される。
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MAZDA3一部商品改良、2021年10月発表
マツダは、Cセグメントカー「MAZDA3」の一部改良を実施し、2021年11月下旬に発売した。
MAZDA3は、2019年にアクセラ後継として発売されたモデル。販売期間2年半が過ぎるタイミングでの一部改良は、特別仕様車を含む2つのグレード群の追加と、e-SKYACTIV Xの性能アップが主な内容となった。
MAZDA3のほか、CX-30やCX-3でも一部商品改良を実施した。2022年から始まるラージ商品群の新型車投入の前に、既存ラインアップの商品力が強化され、足元が固められた。
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MAZDA3に「X Smart Edition」と「Black Tone Edition」を設定
新たに追加されたモデル「MAZDA3 X Smart Edition」は、e-SKYACTIV X搭載のファストバックとセダンの両方に設定され、消費税込み車両本体価格は2,790,741円。駆動方式2WD/6ATのみの設定で、主な装備はアクティブ・ドライビング・ディスプレイ、スマート・ブレーキ・サポート(SBS)、ハイ・ビーム・コントローシステム(HBC)レーンキープ・アシスト・システム(LAS)ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)となる。
そして、特別仕様車「MAZDA3 Black Tone Edition」は、2,365,000~3,481,500円で、e-SKYACTIV X、1.5L/2.0L ガソリン、1.8L ディーゼルの各パワートレイン、各ボディタイプに設定される。主な装備は、グロスブラックのドアミラー、ブラックメタリック塗装のアルミホイール 215/45R18、レッドステッチのシート加飾となる。1.5L ガソリン車にはパドルシフトを装備。また、e-SKYACTIV X、2.0L ガソリン、1.8L ディーゼルの各搭載モデルにはクルージング&トラフィックサポート(CTS)が備わる。
e-SKYACTIV Xも進化
e-SKYACTIV Xは、「吸排気エンジンサウンドの進化」とし、吸気口やサイレンサーの部品の改良により加速時のエンジンサウンドが強調された。アクセルを操作した瞬間から意のままにクルマを操る自在感や、高回転までの爽快な加速感がドライバーに与えられる。また、シフトアップ毎に変速のタイミングとサウンドの変化がシンクロすることで、停車時から発進加速するシーンでリズムよく変速する気持ちよさ高められた。
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MAZDA3は一部商品改良で販売継続、2022年からマツダはFRプラットフォーム導入
マツダのラインアップは、スモール商品群とラージ商品群の2つに分けられ開発が進められている。
MAZDA3からスタートしたスモール商品群は、FFレイアウトによるプラットフォームを採用し、さらにCX-30、MX-30、北米CX-50が市販化済み。特にCX-50が導入されない日本市場においては、MAZDA3をはじめとするスモール商品群は一部商品改良の実施により商品力が補強されていくことになる。しばらくはフルモデルチェンジや新型車投入といった大きな動きは無さそう。
そして、ラージ商品群のほうは、2022~2023年にかけての特に日本市場向けにはCX-60、CX-80が導入される。FRレイアウトによる新開発プラットフォームを採用し、プレミアム化を進めるマツダの命運を決するモデルである。
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MAZDA3 モデルチェンジ まとめ
まとめ更新日: 2025/02/26
- 現行MAZDA3は2019年5月に日本発売
- モデル末期はMAZDA SPIRIT RACING 3 CONCEPTの市販型発売に期待
- フルモデルチェンジ2026年~2027年以降の実施に期待
- 「MAZDA 3e」が商標登録
MAZDA3 ファストバック/セダン 2023年4月の年次改良
- パワートレインラインアップ大幅削減
- センターディスプレイがサイズアップされ10.25インチに
- エクステリアは基本的に変更無し
- 見守りプラン追加「マツダマイカーケア、ドライバーケア」
- リモートエンジンスタート機能追加
- 新色セラミックメタリック
MAZDA3は従来アクセラ比で車両価格アップ 2019年
マツダのCセグメント、アクセラの後継となるMAZDA3の正式発売は2019年5月。先行して納車スタートとなったのが、SKYACTIV-G 1.5Lのハッチバック。この時点では、8月ごろにSKYACTIV-G 2.0LとSKYACTIV-D 1.8Lのハッチバックとセダン。そして10月頃、SKYACTIV-X 2.0Lの発売が計画されていた。
新型MAZDA3のパワートレイン、トランスミッション、駆動方式
新型MAZDA3のトランスミッションと駆動方式は、FFとAWD、6速ATと6速MTが用意される。ただし、SKYACTIV-G 1.5LはAWDの6速MTの設定は無し。SKYACTIV-G 2.0LはFFの6速ATのみ。SKYACTIV-D 1.8Lは6速ATのみと、選択肢に制限があった。SKYACTIV-Xのみ、すべての組み合わせが準備された。
ボディサイズについては、全長は欧州Cセグメントクラスの上限あたりとなる。
セダン 全長4662mm×全幅1797mm×全高1445mm
ハッチバック 全長4459mm×全幅1797mm×全高1440mm
ホイールベース 2725mm
これだけのエクステリアのデザイン性を出しながらも全幅は1.8m未満に抑えてある。
ホイールベースは現行アクセラ比で+25mm。クロスオーバーSUVとの比較では、CX-30どころかCX-5よりも大きい。さらに低重心のセダンとハッチバックということなので、直進安定性が期待された。