スープラの一部改良モデル、および特別仕様車「スープラ“A90 Final Edition”」発売 2025年3月
スープラのRZグレードの一部改良モデルが2025年3月21日にTOYOTA GAZOO Racingから発売されました。あわせて、全国のGR Garage店頭では、特別仕様車「スープラ“A90 Final Edition”」の抽選受付が同日より開始され、日本国内では150台限定で販売される予定です。抽選受付期間は3月21日から4月13日までで、当選発表は5月9日が予定されています。
スープラ RZグレード 一部改良モデル
今回の一部改良モデルは、RZグレードにおいて6MT、8ATともに消費税込み車両本体価格8,000,000円に設定されました。
フロントブレーキの大径化とbrembo製18インチブレーキの採用による安心・安全性能の向上に加えて、リヤ床下ブレースの構造強化やリヤサブフレームマウントの強化ゴム採用、フロントコントロールアームの強化ゴムブッシュ化、前後スタビライザーブラケットのアルミ製強化品化により、ボディおよびシャシー剛性がさらに高められています。
サスペンションセッティングにおいては前後のキャンバー角の見直しと電子制御ダンパーの特性変更が施され、走行時の安定性が一段と向上しました。
空力性能の面では、フロントにホイールアーチフラップを新設し、フロントタイヤスパッツの高さを拡大するとともに、リヤにはダックテールタイプのカーボンリヤスポイラーが採用され、走行性能と外観デザインの両立が図られています。
さらに、EPS制御およびアクティブディファレンシャル制御も新たなシャシーセッティングに合わせて最適化され、ダイレクトかつ安定感のあるハンドリングを実現しているとのことです。
インテリア面では、ドライバーシートにGRロゴを刺繍したアルカンターラと本革のシート表皮を採用し、赤色シートベルトが導入されています。6速MTモデルのシフトノブには赤リングと赤ステッチがあしらわれ、スポーティーさがさらに強調されています。
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特別仕様車「スープラ“A90 Final Edition”」
特別仕様車「スープラ“A90 Final Edition”」は、6MTモデルのみが消費税込み車両本体価格15,000,000円に設定され、6ATモデルは用意されません。この限定モデルでは、RZグレードの一部改良モデルからさらに進んだ改良が施されています。
ブレーキ性能においてはbrembo製19インチブレーキを採用し、フロントには高μブレーキパッドを装着するほか、フロント・リヤともにフローティング構造のドリルドディスクが採用され、ステンレスメッシュのブレーキホースも導入されています。
エンジン性能は2024年11月のワールドプレミア時に発表されていた数値よりもさらに向上しています。通常モデルとファイナルエディションとの比較では、最高出力285kW(387PS)から324kW(441PS)に、最大トルクも500N・m(51.0kgf/m)から571N・m(58.2kgf/m)へと引き上げられています。
吸排気系の改善として、レゾネーターの廃止やインテークパイプの経路最適化、低排圧触媒の採用、さらにアクラポヴィッチ製のチタンマフラーが導入され、加速性能やレスポンス、そしてエンジンサウンドが大きく向上しました。
冷却性能でもラジエーター冷却ファンの強化やサブラジエーターの追加、大型化されたディファレンシャルギアカバーの冷却フィン、脱着式インナーダクトを備えたカーボンボンネットダクトの新設などにより、高負荷走行時でも優れた冷却効果が期待されます。
タイヤには10mm拡幅されたMICHELIN PILOT SPORT CUP 2のハイグリップタイヤを採用し、フロントは265/35ZR19、リヤは285/30ZR20の前後異径サイズとなっています。専用の鍛造アルミホイールもフロント19インチ、リヤ20インチでグリップ力と軽量化を両立し、サスペンションにはKW製の減衰力調整式サスペンションが採用され、前後スタビライザーの剛性強化にも取り組まれています。
空力面ではカーボンフロントスポイラー、フロントカナード、フロントセンターフラップ、そしてスワンネック構造のカーボンリヤウイングが追加され、高いダウンフォースと空力負荷の最適化を図っています。アクティブディファレンシャルやEPS制御も、これらの改良に合わせて最適化され、よりハイパフォーマンスな走りを目指した仕上がりとなっています。
内装では専用カーボンスカッフプレートや専用インストルメントパネルカーボンオーナメントが取り入れられ、ステアリングホイール、ドアトリム、センターコンソールのニーパッド、センターアームレスト、シフトノブ・ブーツ、インストルメントパネル中央部などにもアルカンターラが使用されています。
またRZグレードにおいては、ホイールカラーにマットブラックが採用されることで、外装全体のスポーティーな印象がいっそう引き立つ仕様になっています。
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GRスープラ特別仕様車「A90 Final Edition」プロトタイプ 日本初公開 2025年2月
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スープラ 一部改良、特別仕様車「スープラ“A90 Final Edition”」 2024年11月 発表
TOYOTA GAZOO Racingは、スープラ(3.0Lモデル)の一部改良と、特別仕様車「スープラ“A90 Final Edition”」を発表しました。特別仕様車は世界で300台限定での販売が予定されています。
一部改良モデルは日本、欧州、オーストラリアなどで順次導入され、2025年春以降に発売される予定です。特別仕様車「スープラ“A90 Final Edition”」は、欧州で2025年春に発売が予定されており、日本での導入も予定されているものの発売時期は検討中とされています。
今回の一部改良モデルでは、市街地からワインディングロード、さらにはサーキットまで、あらゆるシーンで走りを楽しめるよう、「さらなる一体感のある走り」を追求しています。
ブレーキ性能の向上に加え、ボディやサスペンション、シャシー剛性の強化と最適化、さらには空力性能の改善が施されています。
特別仕様車「スープラ“A90 Final Edition”」は、現行スープラの集大成として設定されたモデルで、世界中のスープラファンやモータースポーツチームへの感謝の意が込められています。
エンジン出力とトルクの向上、ブレーキやボディ剛性の強化、レーシングカーで多く採用されるKW社のサスペンションシステムやハイグリップタイヤの採用など、走行性能に関するさまざまな要素がアップグレードされています。その結果、究極かつ最高の性能を備えた特別なモデルが完成しました。
「スープラ“A90 Final Edition”」をもって現行スープラの生産は終了する予定ですが、トヨタは今後もモータースポーツ活動を通じてスープラを鍛え続けていくとしています。
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スープラ(3.0L)一部改良モデルの主な特徴
ドライブトレインでは、新しいシャシーセッティングに伴いアクティブディファレンシャルの制御を最適化。これにより、旋回時のアンダーステアを抑制し、ハンドリングを改善しています。
ブレーキ性能の向上として、フロン トに大径化したブレンボ製ディスクブレーキを採用。制動性能を強化しました。
ボディ・サスペンション面では、電子制御ダンパーの特性を見直し、フロントスタビライザーの強化を行うことで走行性能を向上。また、前後スタビライザーブラケットにアルミ強化品を採用し、サスペンションとボディの一体感を高めています。これにより、ロードインフォメーションがより伝わりやすくなり、正確なハンドリングに貢献します。
リヤ床下ブレースの構造を強化することでボディ剛性を高め、ダイレクト感やグリップ感、コントロール性を向上。EPS(電動パワーステアリング)の制御も最適化され、ダイレクトなステアリングフィールを実現しています。
タイヤ・ホイールでは、ホイールカラーにマットブラックを採用し、精悍なスタイリングを演出。
外装では、ダックテールタイプのカーボンリヤスポイラーを採用。フロントにはホイールアーチフラップを追加し、フロントタイヤスパッツの高さを拡大することで、前後の空力バランスとダウンフォースを最適化。接地性とハンドリング性能を向上させました。
内装では、ドライバーシートにGRロゴ刺繍を施したアルカンターラと本革のシート表皮を使用。シフトノブのリングやステッチ(6速マニュアルのみ)、シートベルトに赤色を採用し、スポーティさを強調しています。
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特別仕様車 スープラ“A90 Final Edition”の主な特徴
パワートレインでは、吸気経路の見直しと低背圧触媒の採用で圧力損失を低減。エンジン制御を最適化することで、出力を320kW(435PS)へ、トルクを570N・m(58.1kgf・m)へと向上させ、加速性能とレスポンスを高めました。
エンジンオイルパンにバッフルプレートを追加し、高G域でのオイルの偏りを防止。冷却性能の強化として、ラジエーター冷却ファンの強化やサブラジエーターの追加、ディファレンシャルギアカバーの冷却フィン大型化を実施しました。
ブレーキシステムでは、フロントにブレンボ製19インチブレーキと高μブレーキパッドを採用し、制動性能を強化。前後にフローティング構造のドリルドディスクを採用することで、スポーツ走行時でも優れた制動力を確保。ステンレスメッシュのブレーキホースを採用し、制動時の圧力伝達損失を抑えました。
ボディ・サスペンション面では、GR Supra GT4で採用されているKW製サスペンションを装備。減衰力調整を備え、様々な使用状況に対応。前後スタビライザーの強化で限界性能を向上させました。
各部に強化ゴムブッシュやピロボールジョイント、アルミリジッドマウントを採用し、サスペンションとボディの一体感を向上。フロントカウルブレースの強化やフロント床下ブレースの追加、リヤ床下ブレースの強化、室内には強化ラゲージクロスバーを採用することで、ボディ剛性を高めています。
タイヤ・ホイールには、10mm拡幅したハイグリップタイヤ「MICHELIN PILOT SPORT CUP 2」を採用。
コーナリング時の安定性と限界性能をさらに高めました。フロント19インチ、リヤ20インチの軽量ホイールにはTGRのロゴが刻印されています。
外装では、TOYOTA GAZOO Racing Europe(TGR-E)が空力性能開発を担当。カーボンフロントスポイラーやカーボンフロントカナード、フロントセンターフラップを採用。
GR Supra GT4を彷彿とさせるスワンネック構造のカーボンリヤウイングを装備することで、前後の空力バランスやダウンフォース、ドラッグを最適化。接地性とハンドリング性能を向上させました。
内装では、レカロ製カーボンフルバケットシート「RECARO Podium CF」を採用し、高G時でもドライバーをしっかりとホールド。
ステアリングホイールや各部にアルカンターラ素材を使用し、限定モデルとしての特別感を高めています。運転席シートを赤色とし、ドライバーオリエンテッドなコクピットを強調。専用カーボンスカッフプレートや赤色シートベルトも採用されています。
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スープラ特別仕様車「Plasma Orange 100 Edition」を100台限定で抽選販売
トヨタは、特別仕様車「Plasma Orange 100 Edition」を、限定100台で抽選販売する。今回の特別仕様車は、カスタマーモータースポーツ車両の「GR Supra GT4」の累計生産台数100台を記念したモデルとなる。
抽選申し込みは2023年5月8日から6月4日までGR Garage店頭限定で受け付けられる。商談は6月中旬より順次開始となる予定。販売開始は本年秋以降が見込まれている。
特別仕様車RZ “Plasma Orange 100 Edition”は、RZグレードのオートマチックトランスミッション車をベースに、鮮やかな専用外板色「Plasma Orange」を採用した。主な特別装備には、アルカンターラ 本革(ブラック)シート、マットブラック塗装 鍛造アルミホイール、ブラック塗装ブレーキキャリパー(フロント : GRロゴ入り)、”Plasma Orange 100 Edition”カーボンオーナメント(助手席前方に装飾)が含まれる。
メーカー希望小売価格(消費税込み)は、RZ “Plasma Orange 100 Edition”が8速スポーツオートマチックのトランスミッション仕様で、7,600,000円に設定される。
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「GR Supra GT4」は世界のレースシーンで活躍
「GR Supra GT4」は、世界中のレースに参戦している。2022年末までに317レースに625台が出場し、各国のGT4選手権や日本のスーパー耐久シリーズなどで79回のクラス優勝と20回の総合優勝を達成した。さらに、表彰台獲得は合計207回に上った。
昨年10月には、レーシングチームやドライバーからのフィードバックを元に、ブレーキ、ハンドリング、エンジン性能を進化させた「GR Supra GT4 EVO」が発売された。
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スープラの納期、6MT車が長くなる
スープラの2023年4月21日現在の工場出荷時期として、「RZ 6MT」が2024年2~4月で、これ以外の8速ATモデルは、2023年12~2024年1月としている。なお生産工場はオーストリアのマグナシュタイヤー社のため、別途船便などでの日数が必要となる。
スープラ、2023年の特別色は「プラズマオレンジ」、ワイルドスピード彷彿
GRスープラは、2019年の発売から毎年、限定台数のボディカラーがリリースされてきた。2023年は、レース専用車のGT4 EVOをイメージした「プラズマオレンジ色」のボディカラーが用意される。
映画ワイルド・スピードに登場するオレンジ色の80スープラを思い出したファンも多いはず。
ボディカラー、プラズマオレンジは、2023年7月頃にオーストリアのマグナシュタイア社での生産が計画されている。
一部で、186,000ユーロ(換算約2700万円)との報道もあるが、これはイメージのベースとなるレース専用車「2023年シーズン GR Supra GT4 EVOモデル」の価格である。2022年10月に発表されていた同モデルは、ボディ構造にFIA規則に準拠した高剛性ロールケージ付スチール及びアルミボディを採用。搭載される直6 3.0L ターボエンジンは、最大トルクは660Nmに調整される。
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2022年秋のスープラ改良モデルと特別仕様車: 6速MT追加と納期懸念
スープラは、2022年秋の一部改良モデルと特別仕様車の販売が行われている。その内容は、6速MTモデルを追加するなど、マイナーチェンジ相当の大掛かりなものとなった。
例に漏れず、納期の長期化は大きな懸念材料となっているが、特にスープラについては、戦乱が続く欧州、オーストリアのマグナシュタイヤー社での生産ということもあり、その心配は大きい。
スープラ後期型の納期としては、ATモデルが2023年春以降、MTモデルについては2023年末頃以降が見込まれていた。
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スープラはマイナーチェンジ(一部改良)で後期型へ、6速MTを追加
スープラに実施される2022年秋の一部改良では、3.0L 直列6気筒エンジン搭載のRZグレードに、6速マニュアルトランスミッションの選択肢が追加設定された。従来の8速ATは継続される。そして、50台限定の特別仕様車 RZ“Matte White Edition”が用意される。
特別仕様車 RZ“Matte White Edition”の抽選申し込みは、7月20日から8月21日までWeb限定で受け付けられていた。
また、通常スープラ一部改良モデルの商談受付についても、7月20日より全国のGR Garageをはじめとするトヨタ車両販売店で開始されていた。
現在のところ、販売店から告知される納期としては、ATモデルが2023年春以降、MTモデルが2023年末以降というものが多くなっている。特にMTモデルについては、相当待たされることになりそうだ。
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新型スープラ 価格表 (2022年秋発売モデル)
グレード | 駆動方式 | トランスミッション | 消費税込み車両本体価格(円) |
特別仕様車 RZ“Matte White Edition” | 2WD(FR) | 6MT | 7,890,000 |
RZ | 6MT | 7,313,000 | |
8AT | 7,313,000 | ||
SZ-R | 8AT | 6,013,000 | |
SZ | 8AT | 4,995,000 |
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スープラ 特別仕様車 RZ“Matte White Edition”の特徴
特別仕様車 RZ“Matte White Edition”は、造形の力強さと、走りのイメージを際立たせる専用外板色「マットアバランチホワイトメタリック」、6速マニュアルトランスミッション、そして室内を上質で落ち着いた雰囲気に包む内装色「タン」の組み合わせによる、スポーツカーらしさと上質さを兼ね備えたモデルに仕上げられた。
スープラ RZ“Matte White Edition”の主な装備
- 外板色「マットアバランチホワイトメタリック」
- 内装色「タン」
- シート表皮「本革」
- 助手席前“Matte White Edition”カーボンオーナメント
- おくだけ充電
- 充電用USB端子(2.1A)
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スープラ、通常販売モデルも一部改良と6速MT搭載RZグレードを設定
スープラの2022年秋の一部改良では、シャシー性能を更に熟成させることで、運動性能に磨きがかけられた。3.0L 直列6気筒エンジン搭載の「RZグレード」には、6速のマニュアルトランスミッションの選択肢が追加された。
新型スープラは、ステアリング、足回りの改良によるハンドリング性能、乗り心地性が向上した(全グレード共通)
- AVSの制御、アブソーバーの減衰特性チューニングにより、ロールバランス、乗り心地性が向上
- スタビライザーブッシュの特性変更により、操舵初期の応答性を向上
- シャシー制御系(AVS、EPS、VSC)の見直しにより、操舵フィーリング、限界域でのコントロール性を向上
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マニュアルトランスミッションを新規設定(RZグレードのみ)
- ハイパワーエンジンを操る楽しさを追求した6速マニュアルトランスミッションを新たに開発
- シフトノブはどの方向からも握りやすく操作のしやすい球体形状を採用。ノブトップにはGRロゴを配してスポーティなイメージを演出
- コンピューターがドライバーのクラッチ、シフト操作に合わせて、最適なエンジン回転数になるよう制御するiMTを採用。シフト操作時に自動ブリッピングし、ドライバーの意を汲んだスムーズで気持ちの良いスポーツ走行に貢献
- マニュアルトランスミッション専用の室内サウンドチューニングにより加速時の盛り上がりを演出
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新意匠鍛造19インチホイールを採用(RZグレードのみ)
- 新意匠の鍛造19インチアルミホイールを採用。GRヤリスやGR86と統一性を持たせつつ、スポーク形状や断面形状を見直すことより軽量化・高剛性化を両立し、性能向上と機能美を追求
- 塗装はプレミアムチタンダークシルバーを新たに採用し、より一層レースシーンにふさわしいイメージを演出
- 質量は1本あたり1.2kgの軽量化を実現し、バネ下重量軽減による乗り心地性と操縦安定性の向上に貢献
新規外板色2色とタンカラー内装の採用
- 外板色として全グレード共通でボルカニックアッシュグレーメタリックと、ドーンブルーメタリックを新たに設定
- RZグレードのメーカーオプションとして、タンカラー内装を新たに採用
サウンドシステムの改良(RZグレード、SZ-Rグレード)
- JBLプレミアムサウンドシステムのサウンドチューニング最適化により、音質を向上
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GRスープラに6速MT追加、2022年秋の一部改良、マイナーモデルチェンジは2023年予想
GRスープラに実施予定となっている2022年の一部改良については、既に内容が公開されている。
6速マニュアルトランスミッションが新規に開発され、これは直列6気筒のハイパワーエンジンを搭載するRZグレードに設定される。また、シャシー性能を更に熟成させることで、運動性能に磨きがかけられる。
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MT追加などを含む、新型GRスープラは、2022年夏より商談受付開始、2022年秋日本発売の予定
現行のGRスープラ(A90)は2019年に発売されて以来、トランスミッションとして、8速ATのみが採用されてきた。しかし、後追いでマニュアルトランスミッション車が設定されることは、発売当初から噂となっていた。特に、ライバルの日産・新型フェアレディZの仕様が明らかとなるにつれて、これに対抗したスープラ6速MT搭載車の追加発売が待望される状況にあった。
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現行90スープラにMT車の設定は、これまで無かった
現在のスープラは、パワートレイン別に3グレード展開されている状況である。最上級の「RZ」は、直6 3.0L ターボのB58型エンジンを搭載。「SZ-R」は、直4 2.0L ターボのB48型エンジンの高出力版が採用される。さらに「SZ」はB48型ではありながらも環境性能を重視した通常出力版となっている。
これらのエンジンラインナップと組み合わさるトランスミッションは、いずれもZF製の8速ATとなっており、マニュアルトランスミッションの選択肢が無かった。
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スープラが一部改良で6速MT追加、ライバル新型フェアレディZに対抗
一方で、スープラの直接的なライバルとなる日産の新型フェアレディZが、まもなく日本発売される。2022年1月14日には東京オートサロンで日本仕様が発表された。
新型フェアレディZは、フレーム構造が従来型からキャリーオーバーされており、型式的にはZ34型が継続される。ただし、内外装は完全な新デザインとなり、さらにパワートレインについても一新されることから、フルモデルチェンジ相当の扱いとなっている。
現行スープラRZのエンジンパフォーマンスが最高出力387psというなか、フェアレディZはV6 3.0LのVR30DDTT型を搭載し最高出力405psとなる見込み。フェアレディZは後出しだけに、馬力ではしっかり上回るものを用意してきた。(しかし、最大トルクは、スープラRZが500Nmに対し、フェアレディZは475Nmと下回る。)
またフェアレディZのトランスミッションは、自動変速が9速で、これもスープラより一段多い。
そして、フェアレディZには、6速MTの選択肢が与えられる。
スープラは2023年のマイナーモデルチェンジの実施が予想される。しかし、これを待たずして、2022年の一部改良でスープラ6速MTモデルが追加される。
(このページには、権利者より報道目的または個人的・非営利目的の場合のみの使用が許可されている画像・動画を使用しています。)
スープラ後期型マイナーチェンジモデル、納期 まとめ
まとめ更新日: 2025/03/21
- 2025年3月 一部改良実施
- 特別仕様車 スープラ“A90 Final Edition” 日本発売
- ファイナルエディションをもってA90型は生産終了
スープラ 一部改良 と ファイナルエディション 画像 2025年3月
A90スープラ後期型 マイナーチェンジモデル特徴 2022年秋
- 直列6気筒搭載のRZグレードに6速MTモデルを追加
- ZF製8速AT継続
- ステアリング、足回りの改良によるハンドリング性能、乗り心地性の向上
- 新意匠鍛造19インチホイールを採用(RZグレードのみ)
- サウンドシステムの改良(RZ、SZ-Rのみ)
- 新規外板色2色とタンカラー内装の採用(RZ、SZ-Rのみ)
- 50台限定の特別仕様車 RZ“Matte White Edition”
- 2023年特別仕様車「Plasma Orange 100 Edition」が限定100台で発売
スープラ「Plasma Orange 100 Edition」画像 2023年4月
A90スープラ後期型 マイナーチェンジモデル画像 2023年1月
GR Supra GT4 EVOモデル 2022年10月発売 186,000ユーロ
スープラ2022年秋モデルの画像
GRスープラのマニュアルトランスミッション車、欧州仕様が先行公開された
トヨタは、2022年秋の発売を予告している新型GRスープラのマニュアルトランスミッション車の最新の写真と動画を欧州向けに公開していた。
スープラに2つの35周年特別仕様車が発売 2021年8月
トヨタは「GRスープラ」の特別仕様車、「RZ“35th Anniversary Edition”」、「SZ-R“35th Anniversary Edition”」を各35台限定で設定し発売した。
スープラは1978年発売のA40型 セリカXXを起源とするモデルで、北米ではこの当時からスープラの別名で販売されていた。日本市場でスープラの車名が導入されたのは、1986年発売のA70型になってからである。
“35th Anniversary Edition”の主な特別装備
両モデル共通の特別装備として、マットブラック塗装の19インチ鍛造アルミホイール、助手席前インストルメントパネルに35周年記念カーボンオーナメントが設定された。
特別仕様車 RZ“35th Anniversary Edition”
RZグレードをベースに、外板色マットストームグレーメタリック(特別設定色)をはじめ、本革シート(内装色レッドは特別設定色)、おくだけ充電が特別装備された。(消費税込み車両価格 7,835,000円)
特別仕様車 SZ-R“35th Anniversary Edition”
SZ-Rグレードをベースに、スポーツブレーキ(レッド塗装のキャリパー)をはじめ、マットブラック塗装のドアミラー、アルカンターラ+本革シート表皮(内装色イグニッションレッドは特別設定色)、スポーツアクセルペダル、スポーツブレーキペダルが特別装備される。外板色は、ライトニングイエロー(オプション)を含む全5色が設定された。(消費税込み車両価格 6,535,000円)