日産シルフィ ゼロエミッションが2018年後半に中国発売される
日産は、4月25日より開催中の北京モーターショー2018で、シルフィ ゼロエミッションをワールドプレミアさせた。
中国が自動車の主力市場として考えられるようになって久しいが、最近では外資の規制が撤廃される動きがあり、さらに日系を含めた外国メーカーの参入が活発になることが期待される。特にEVなど新エネルギー車については、通常乗用車の2022年よりも先駆けて、2018年内にも外国からの出資規制の対象外となることが発表されている。
シルフィ ゼロエミッションのほか、リーフやe-POWER搭載車も中国国内での販売を計画
そんななか発表されたシルフィ ゼロエミッションは、日産が中国で展開するEV事業の核となるモデル。プラットフォームは昨年2017年に日本発売された新型リーフから流用され、中国市場で好まれるセダンのボディスタイルに仕上げられた。
新型シルフィ ゼロエミッションのエクステリアデザインは現行のシルフィに非常に近く仕上げられている。ただしリチウムイオン式によるメインバッテリーがフロアに敷き詰められる形で搭載されるなど、内部構造はリーフから多くの部分を受け継ぐ。航続距離は338kmと発表されている。
新型シルフィ ゼロエミッションの発売時期は2018年後半となる見込み。このほか、日本で先行販売されているリーフも車体公開され、2018年末に中国で販売されることが予告されている。さらに、シリーズ式ハイブリッドのe-POWER搭載モデルも中国導入される計画となっている。