未来の無人自動運転車を提案、NISSAN IMxが東京モーターショーで発表
東京モーターショー2017では、将来の無人運転を予告するコンセプトカーとしてNISSAN IMxが発表された。
NISSAN IMxのボディサイズは全長4700mm×全幅1880mm×全高1620mm、ホイールベースは2800mmとなる。
フロントエクステリアはシャープさが強調されたヘッドランプと、両サイドのエラのようなエアインテークらしき造形が印象に残る。リーフなどとも共通する逆台形フロントグリルと中央の日産エンブレムは継承されている。大径タイヤと樹脂製ホイールハウスのあたりは、現行市販型でよく使われがちなクロスオーバーSUVのデザインを引き摺っているのが面白い。ルーフラインは低く、クーペSUVと呼ばれるカテゴリのボディスタイルに近いだろう。
2モーター4WD方式のEVパワートレインを採用、航続距離600km
EVパワートレインは160kWのモーターを前後二基に搭載したツインモーター式AWDが採用される。最高出力320kW、最大トルク700Nmというパフォーマンス。JC08モードによる航続距離は600kmとなる。
リーフが最高出力110kW、最大トルク320Nm、航続距離400kmということであるから、これよりも2クラス以上は上級のEVパワートレインが想定されている。
手動運転のマニュアルドライブモードと、自動運転のプロパイロットドライブモードの切り替えが可能となっている。自動運転時にはステアリングが収納される方式が採用されており、これは2015年の東京モーターショーでも技術発表があった。
シームレス オートノマス モビリティ(SAM)についても言及があり、無人走行中の予期せぬトラブルにオペレーターが遠隔指示を与えるシステムが導入される。実用レベルを目指した無人走行技術の開発が進められている。