日産セレナe-POWER、2018年初頭発売へ延期、モーターは増強される可能性

日産

日産がセレナe-POWERを開発中、東京モーターショーで出品見込み

日産はセレナe-POWERを2018年初頭に発売する計画となっている。

(写真は現行セレナ)
セレナ highway STAR

2016年にフルモデルチェンジ発売された現行セレナは自動運転技術プロパイロットの搭載によって、人気モデルとなった。ただし、2017年度に入ってからはこれまで好調だった販売台数は伸び悩んでおり、車名別でもトヨタ・ヴォクシーに上を行かれている状況となっている。

セレナPro Pilot

セレナのプロパイロットはまだまだ改善の余地がある。それよりも燃費性能が抜群のTHSⅡハイブリッドを搭載するヴォクシー/ノアのほうが商品力として魅力的と多くのユーザーは捉えているようだ。そんななかセレナe-POWERは、これまでセレナの弱点であった燃費性能が大幅に改善されるモデルとして期待される。

セレナe-POWERはノートe-POWERをベースにモーター出力をアップ

(写真はノートe-POWER)
ノート e-POWER 日産グローバル本社ギャラリー

セレナe-POWERはノートe-POWERのシステムがベースとなる。ノートとセレナでは車体重量が大きく違うためモーター出力の増強が盛り込まれる見込み。ただし、発電専用エンジンの排気量は変わらず1.2Lのままである。増大する消費電力は、発電専用エンジンの駆動時間の延長や回転数のアップで補うということだろう。

ノート e-POWER エンジン

セレナe-POWERの発売は2017年夏頃になるのではとされていたが、これは延期となる。新たなスケジュールは、2017年10月の東京モーターショーでプレビューされ、発売日は2018年1月前後となる見込みだ。

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