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スペーシアにカスタムZを追加、スーパーハイト軽ワゴン市場で躍進の可能性
スズキのスペーシアに新グレード、カスタムZが追加発売される。
現在、スーパーハイト軽ワゴン市場はスペーシアをはじめ、ダイハツ・タント、ホンダ・N-BOX、日産・デイズルークス、三菱・eKスペースと多くのモデルが参入し混戦状態となっている。ただし、スペーシアに関しては月間で6~8千台程度の販売実績となっており、あとから参入してきたN-BOXに及ばない。新たにシリーズに追加発売されるスペーシア カスタムZはこういった状況をひっくり返しそうなモデルとして注目される。
スペーシアの販売台数は伸び悩み、カスタムZでイメージチェンジ
かつてスーパーハイト軽ワゴン市場で人気をリードしてきたのはタントである。維持費の安い軽自動車ながらも買い物や子育てに便利な広い室内空間は、女性ユーザーから多くの支持を得ることに成功し、エクステリアはユーザーに合わせて可愛らしいものが主流となった。その後ホンダがN-BOXを投入してからは、登録車クラスからの乗り換え先として考えられることも増え、多くの男性ユーザーを巻き込んでいる。
こういった流れの中で、軽自動車の購入予算は上昇する傾向にある。各モデルに設定される上級モデルのカスタムがより注目されることになり、特に押し出し感の強い男性向けデザインのモデルが好まれるようになった。
スペーシアにもカスタムは存在したが、存在感は他モデルのカスタムに比べ控えめ。スペーシア新型カスタムZでは大型のシングルフレームグリルの採用により、他のどのライバルモデルよりも押し出し感が強くなる。
通常カスタム同様にマイルドハイブリッドのS-エネチャージを装備することが予想され、JC08モード燃費は30.6km/Lとなる見込み。クラスで唯一のハイブリッド車ということで性能面ではライバルモデルから頭一つ抜ける。
スペーシア カスタムZの発売日は2016年12月26日に予定されている。