SKYACTIV-G 1.3エンジンのここがすごい
圧縮比14.0の高効率エンジン
高圧縮比エンジンはエネルギー効率がいいが、ノッキングしやすい問題がある。これを解決したのがSKYACTIV-G 1.3エンジン。
従来のデミオから使われていたミラーサイクルエンジンも圧縮比より膨張比を大きくする事で、同じエネルギーから大きな仕事を得ていたが、これと同じ発想で圧縮比を上げて燃費性能を向上させている。
アイドリングストップの動作頻度が増えた
マツダのアイドリングストップシステム、i-stopは従来のマツダ車種にも一部グレードで採用されていたが、スカイアクティブデミオでは、さらに動作頻度が高くなった。
これにより、エンジン停止時間が増え燃費は向上した。
i-stopのエンジン再始動は始動に最適な位置にピストンを調整し、シリンダー内に直接ガソリンを噴射することで、再始動にかかる時間を短縮している。
減速時はオルタネーターでエネルギーを回収
スカイアクティブデミオはハイブリッドエンジンではないが、減速中にオルタネーターを使って発電し12Vバッテリーを充電するシステムが付いている。
非ハイブリッドでもエネルギー回生システムが装備され、これも燃費の改善に繋がっている。
エクステリアもイメチェンされ新しくなる
今回の新型スカイアクティブデミオの投入は2007年から販売されている現行デミオのマイナーチェンジにあたる。
エンジン回りのパワートレーンを中心とした変更だが、ライト回りなどのエクステリアにも変更が加えられイメチェンが行われている。
ヘッドライトにはブルーリングが採用されるほか、リアのコンビネーションランプはLEDとなっている。見た目的にも環境性能の高さがアピールできる雰囲気となった。
グレード13-SKYACTIVは全デミオの中でも上位グレードの位置付けであることもあり、14インチのアルミホイールが標準装備されている。8本スポークが特徴的で足回りはシャープな印象だ。このアルミホイールは同サイズのスチールホイールと比較して1本あたり約1kgの軽量化がされており、燃費への拘りが感じられる。