マークXが秋のマイナーモデルチェンジで8AR-FTS型を導入、モデルサイクル延長
以前のレポートで、マークXにターボモデルが追加発売される可能性について書いた。このプランはまだ生きているようで、2016年終盤を目処に計画されているマークXのマイナーモデルチェンジのタイミングで実現される可能性が高いだろう。
現行マークXは2009年発売のモデルであった。マイナーモデルチェンジを経てここから更にモデルサイクルが延長されることになる。マークⅡ時代にまで遡ったこれまでのモデルサイクル期間と比較しても、現行型は非常に長い期間販売されることになる。
後期型マークXに搭載されるのは直4 2.0Lの直噴ターボエンジンの8AR-FTS型となる。レクサスのNX200tで初搭載され、その後はFR車種にも対応させることでIS200t、RC200tあるいはトヨタブランドではクラウンアスリートといった車種で搭載実績がある。
マークXにダウンサイジングターボエンジンの導入でライバルのスカイラインに対抗
一方でライバルの日産・スカイラインは、2014年発売の現行モデルから、海外向けインフィニティQ50の車体が流用されている。なかでも2.0Lターボエンジン搭載モデルであるスカイライン200GT-tが存在感を示しているわけだが、このスカイラインターボのユニットはダイムラーから外部供給されるものであった。メルセデスベンツ車種で幅広く採用されてきたものと同タイプとなっている。
マークXターボはトヨタ製のオリジナルエンジンということになる。スカイライン200GT-tと直接対抗するミドルクラスFRターボセダンということで注目される。