新型NSXのプレビューサイトがオープン、ホンダのフラグシップモデル
ホンダの動きが活発化している。9月に主力車のフリードがフルモデルチェンジすることはこれまでのレポートで報告した通り。一方でフラグシップでは新型NSXが8月25日にも受注開始のスケジュールとなっている。
ホンダは発売が迫った8月8日、NSXの専用公式サイトをオープンし、取り扱いディーラー店舗を公開した。ウェブからの資料請求、メールマガジンの登録を受け付けている。
NSX日本仕様は2000万円を超えることが予想される、米国生産の輸入モデル
新型NSXの車両価格については、まだ公式発表に至っていないが、かなりの高額となりそう。先行して販売されるアキュラ・NSXの米国価格は15万6000ドルからに設定されており、これは1ドル101円換算で約1580万円となる。ただし、日本仕様ホンダ・NSXについても米国生産の輸入モデルとなることから値が上がり、ここから基本的なオプション装備を付ければ2000万円超えになるという考えが優勢だ。というのも、最近の急激な円高をこれからも継続されると見込んで価格設定するわけにいかず、ホンダとしては少し前までの1ドル120円前後の為替レートを基準に車両価格を決めざるをえない事情がある。
かつてのNSXは1000万円クラスのスポーツカーで、日産・GT-Rが有力な対抗モデルであったが、新型NSXではこの関係は成立しないだろう。
一方で、ホンダは欧州で新車名ZSXの商標登録を済ませた。これはまだ憶測の段階に過ぎないが、ZSXのモデル名からスポーツカーであると予想する。こちらが、かつてのNSXの価格帯を後継するモデルとなるか?