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セレナがフルモデルチェンジで9月発売、プロパイロットの採用で好受注を予想
2016年前半の日産は、軽自動車部門のビジネスパートナーである三菱自動車の燃費不正を発端とする買収問題がトピックとなったが、年後半は主力ミニバンのセレナのフルモデルチェンジが注目される。
新型セレナのフルモデルチェンジは、2016年8月24日発表の後、9月に入ってからの販売開始がスケジュールされている。
新型セレナ、2.0Lストロングハイブリッドは少し遅れて2017年に入ってからラインアップ
新型セレナで注目の新装備となるのが、自動運転システムのプロパイロットである。これは従来からのクルーズコントロールの進化版となるが、高速道路での渋滞停車からの自動再発進、そして車線変更を伴わない自動操舵コントロールが実用化されることで、実質的に自動運転と呼ぶにふさわしいシステムに仕上げられる。
これほどの先進的なテクノロジーはフーガやシーマなどプレミアムクラスの車種に先行導入されるケースが多いが、まずはファミリーミニバンのセレナに初搭載されたことで今後多くの車種への展開が非常に期待されることになる。
またパワートレインでは、今秋のフルモデルチェンジ時には現行の2.0Lマイルドハイブリッドの改良型を搭載したモデルがラインアップされる。燃費性能が優れたストロングハイブリッドモデルは遅れるということであったが、それでも2017年の序盤には追加ラインアップされる見込みとなっている。新型セレナは自動運転だけでなく燃費性能でも魅力的なミニバンとなるだろう。
このストロングハイブリッドは、既にエクストレイルハイブリッドで採用されている2.0Lのシステムと同タイプとなる。