オーリスハイブリッドがデビュー、先代プリウスの1.8L THSⅡを流用
トヨタ・オーリスにハイブリッドモデルが追加ラインアップされる予定となっている。
オーリスはフォルクスワーゲン・ゴルフの対抗モデルとして、トヨタが欧州市場をメインに販売するモデルである。これまで日本市場向けには、1.5Lおよび1.8Lの直4 NAガソリンエンジンモデル、そして昨年2015年春には1.2Lガソリンターボモデルを追加し、販売されてきた。そして、今回さらにラインアップに加わるのが、1.8L ハイブリッドモデルとなる。
オーリスハイブリッドの他に120T RSパッケージも追加発売
オーリスに搭載されるハイブリッドシステムは、先代型プリウスのパワートレインを流用したものとなる。新型プリウスが発売されてから数ヶ月経過したタイミングで、旧式ハイブリッドの採用ということで違和感があるが、恐らく旧プリウス終了によって発生した余剰生産能力を有効活用したものと想像する。ちなみにオーリスの主力市場の欧州では、先代型オーリスの時代からハイブリッドモデルがラインアップされており、プリウスと並行してCセグメントハッチバックのハイブリッドカーが販売されてきた。
オーリスハイブリッドのJC08モード燃費は30.4km/Lで、発売日は2016年4月18日となる見込み。
また1.2Lターボの方は、上級スポーツのオーリス120T RSパッケージが新規設定される見込み。内外装のグレードアップでスポーツイメージの向上を図ったものと考えるが、やはり日本市場ではダウンサイジングターボは人気モデルとなりにくい事情がある。ハイブリッドモデルの追加による販売台数増が期待される。