新型CX-7を現行アテンザをベースに開発中、デザインはKODOコンセプト
デザインコンセプト「魂動」をベースとした多くのニューモデル投入を進めてきたマツダであるが、次はCX-7級の新型クロスオーバーSUVの開発を進めている。
開発中の新型車は、現行アテンザの車体がベースとなり、CX-5調のクロスオーバーSUVスタイルのモデルとなる。さらに3列目シートを装備することで、従来のMPVに相当するミニバンの要素が含まれた車種となる。
次期CX-7にはSKYACTIV-D 2.2の搭載が予想される、3列目シートを装備しミニバン需要にも応える
新型クロスオーバーSUVの車名はCX-7が引き継がれると予想する。
マツダの国内向け現行ラインアップを見ると、SUVタイプの車種としてはCX-5がフラグシップとなっているが、海外市場ではCX-7、さらにCX-9が設定されている。
CX-7はかつて日本でも販売されていた。CX-5の登場により、これへ乗り換えたユーザーいるようだが、小さなボディサイズへの移行には抵抗を感じるユーザーも少なくない。次期CX-7はこういったユーザーの乗り換え需要にも応えることになる。
また3列目シートを装備することは、近年のミドルクラス以上のSUVにおいて一つのトレンドになりつつあるようだ。日産は昨年発表のエクストレイルで3列シート車を設定しており、さらにルノーも新型エスパスとして3列目シートを装備したクロスオーバーSUVスタイルのミニバンをパリモーターショー2014で発表している。
CX-7後継モデルに3列目シートが設定されることで、MPVはカタログ落ちとなり、ミニバン需要も引き継がれることになるだろう。
さらにこのクラスの車種に、スカイアクティブ-D 2.2としてクリーンディーゼルを設定できるのもマツダの強みであり、商品力の高いモデルとなることが期待される。