次期型ヤリスを車名ごと日本に導入、WRCでスポーツイメージ向上
トヨタではヴィッツのフルモデルチェンジに向けた準備が進められている。2020年の早い時期に日本生産開始と発売が予想される。2019年秋のフランクフルトモーターショーあるいは東京モーターショーで、市販型に近い車体の出品が期待される。
エンジンは3気筒化される、TNGA-Bを採用
次期型から車名が欧州で使われてきたヤリスに統一される。ヤリスWRCのスポーツイメージを日本販売で活用していく狙いだろう。GRブランドから出される最上位モデルは直列3気筒 1.6Lターボ、6速MT、4WDとなり、次世代のWRC仕様を意識したものとなる見込み。
通常ラインアップモデルでも3気筒化が進められ、1.0L、1.3L、1.5Lの排気量は従来型と大きく変わりないが、全て新開発3気筒エンジンとなる。
3気筒エンジンのデメリットであった振動が大きくなるという点は、エンジンマウントの改良や直噴コントロールの高精度化などによって解決されつつある。今後、1.5Lクラスのエンジンは、フリクション低減によるメリットがある3気筒がトレンドになるかもしれない。
プラットフォームは新開発のTNGA-Bが初めて採用される。欧州ヤリスは全幅1.7mを超えてくるが、日本仕様はナローボディ設計が用意され5ナンバーサイズに収められる。GRブランドのスポーツモデルは恐らく欧州仕様共通の3ナンバーボディとなるだろう。