ヴィッツにハイブリッドモデルが追加、フルモデルチェンジは遅れる
ヴィッツのハイブリッド版が2016年内に発売される予定となっている。
現行ヴィッツは2010年にフルモデルチェンジした3代目モデル。2014年にはフェイスリフトを含めたマイナーモデルチェンジが実施されており、後期モデルに切り替わっている。
歴代ヴィッツシリーズはこれまで5~6年の販売期間でフルモデルチェンジされてきた。そろそろ4代目に向けたフルモデルチェンジが実施されるタイミングではあるのだが、それはまだ先となりそう。まずは2016年にハイブリッドモデルが追加され、現行型ヴィッツは延命されることになる。4代目へのフルモデルチェンジ発表は2017年が予測されており、実質的な発売は2018年にずれ込むことが予想される。モデル末期の約2年間のためにハイブリッドモデルが投入されることになる。
ヴィッツの車体をベースにしたハイブリッドモデルはヤリス欧州仕様にて実績あり
ヴィッツは欧州市場ではヤリスの車名で販売されているが、ここではヤリスハイブリッドなるモデルがラインアップされいる。欧州ではアクアが販売されないため、Bセグメントクラスのコンパクトハイブリッドとしてヤリスの車体をベースにしたハイブリッドモデルが用意されているというわけだ。
このヤリスハイブリッドのパワートレインは、アクアと共通の1.5LのTHSⅡとなっている。日本での発売が予定されているヴィッツハイブリッドも欧州のヤリスハイブリッドと仕様が近くなるだろう。JC08モード燃費は38km/L程度が予測されており、アクアの37.0km/Lを僅かに上回る見込みだ。