ヴィッツがマイナーチェンジで後期型へ、1.5L THSⅡハイブリッド追加
現行ヴィッツは2010年に発売された3代目モデル。既に2014年にマイナーチェンジを受けてフェイスリフトが行われているが、モデルサイクル延長により今回さらにマイナーチェンジを受けて、中期型から後期型へ移行することになる。後期型ヴィッツの正式発売の日程は2017年1月12日となる見込みである。
ヴィッツは欧州では現地生産されたモデルがヤリスの車名で販売されるが、後期型ヴィッツはこのヤリスのように末広がり型の大きなフロントグリルが特徴的となる。現行型デザインよりもスポーツイメージが強められることになる。
ヴィッツハイブリッドのJC08モード燃費は36.0km/L、アクアより少し劣る
そしてハイブリッドモデルの追加も新型ヴィッツの大きな目玉となる。トヨタの国内向けラインアップでは、アクアがBセグメントクラスのハイブリッド専用車として設定されてきたが、欧州向けラインアップではアクアに相当するモデルは無くヤリスハイブリッドが置かれた。ヤリスハイブリッドはアクアと同じ1.5L THSⅡが搭載されており、日本でヴィッツハイブリッドを生産することは容易なはず。
1.8L THSⅡは新型プリウスにおいて4WDにも対応できるようになったが、1.5L THSⅡは新システムに移行しておらず4WDには対応しない。新型ヴィッツハイブリッドは2WD(FF)のみが用意される。
JC08モード燃費はアクアが37.0km/Lであるのに対し、ヴィッツハイブリッドは36.0km/Lとなる見込み。空力特性と車体重量においてアドバンテージのあるアクアが若干有利となる。
後期型ヴィッツおよびヴィッツハイブリッドの予約受付は、年内2016年12月中にもスタートされる見込みだ。