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新型シエンタは居住性向上、2列目キャプテンシートの設定有り
トヨタのコンパクトミニバンのシエンタが遂にフルモデルチェンジを受けることになった。
(写真は現行シエンタ)
シエンタは2003年の発売から基本構造を変えること無く、10ヶ月の生産休止期間をはさみ12年間にわたって販売されてきた人気モデルである。
ただし2008年にホンダがフリードをシエンタの対抗車種として投入。以降はハイブリッドモデルの設定もあるフリードが同クラスの人気をリードしいる。
次期シエンタは、このフリードを徹底的に叩くモデルとして投入される。
次期シエンタのボディサイズは全長4215mmのフリード並に拡大され、3列目シートの居住性が向上される。2列目シートは左右が独立した2座のキャプテンシートとなり、6人乗り仕様となる見込みだ。
シエンタハイブリッド投入、通常ガソリンもアトキンソンサイクル高圧縮比エンジン採用
新型シエンタに搭載されるエンジンは3タイプが用意される。まずは1.5L THSⅡとして、アクアなどと共通のハイブリッドシステムを採用。このユニットは4WD化の開発が進められているが、これは新型シエンタ発売には間に合わない。モデル中期で4WDハイブリッドの追加投入が予想される。
通常ガソリンエンジンは、先日マイナーモデルチェンジを受けたカローラシリーズと共通化される。2WDモデルについては1.5Lの最新2NR-FKE型アトキンソンサイクル高圧縮比エンジンが搭載され、非ハイブリッドながらも優れた燃費性能となる。4WDモデルについては1NR-FE型の採用となる。
また、トヨタではミニバン車種の統合が進められている。ウィッシュやアイシスといったミニバンブーム時代に人気であったモデルはカタログ落ちとなり、これらのユーザーの乗り換え需要は、ノア、ヴォクシー、エスクァイアに加えて、新型シエンタが受け持つことになる。
ちなみにライバルのフルモデルチェンジ予測時期は、日産・キューブが3列シート化され次期シエンタ発売と同時期。ホンダ・フリードが2016年前半となっており、これからコンパクトミニバン市場は相当活気付くことになるだろう。
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