SAI(サイ)は今夏のビッグマイナーモデルチェンジでハイブリッドシステムも一新

トヨタ

SAIは今年の改変でハイブリッドエンジンが2.5Lに

→(新しい記事:SAI、2.4Lハイブリッド継続

SAIはトヨタ セダン初のハイブリッド専用車として2009年にデビューした。モデル中期となった今年2013年の夏には、ビッグマイナーチェンジが計画されており、後期モデルへの移行準備が進められている。
エクステリアおよびインテリアのリフレッシュは当然行われることになるが、この改変でハイブリッドシステムも一新される見込みだ。現行の2.4L THSⅡから2.5L THSⅡへ変更される可能性が高いだろう。
(写真は現行SAI)
SAI トヨタ

SAIのライバルは同じトヨタのカムリハイブリッド

環境志向の高まりからハイブリッドカーの人気が続いている。そんな中、SAIはハイブリッド専用車でありながらも販売台数という面ではあまり芳しくない。発売当初は月販2000~7000台ペースの数字を維持していたものの、発売二年目以降は1000台を割り込む月が目立っていた。SAIの販売不振の決定打として考えられるのが、同じトヨタブランドで販売されるカムリの存在だろう。カムリもまたハイブリッド専用車として2011年にフルモデルチェンジ受けていたのだが、セダン車が売れないと言われる中、ハイブリッド専用セダンを二車種もラインアップしていることが、互いの販売台数を相殺しているように感じる。さらにカムリは、SAIよりも大きな車体とエンジンでありながらも価格は1割程度安く設定されており、お買い得感が大きい。
(写真は現行カムリハイブリッド)
カムリ ハイブリッド
そして、SAI後期モデルに搭載されるハイブリッドシステムは、このカムリと共通ユニットの2.5L THSⅡになると考えられている。SAIはカムリよりもボディサイズが小さく、より日本市場向けではあるが、これらをどのように差別化して販売していくかがトヨタの課題となるだろう。

SAI後期モデルの発売は8月下旬という見方が有力だ。

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