新型ラクティスはこれからのスタンダードコンパクトカー
少し背の高いコンパクトカー
新型ラクティスは2010年11月にフルモデルチェンジデビューした。既に新垣結衣のCMでもおなじみだ。
現在はコンパクトカーの多様化が進んでおり、我々は様々なタイプのコンパクトカーを選択することができる。そんな中ラクティスのような少し背の高いコンパクトカーはこれから販売台数を伸ばすメインストリームとなるだろう。
新型ラクティスのコンセプト
取り回しのよさ
新型ラクティスは全長を4m以下に抑えた。サイズが小さいという事はそのまま取り回しの良さに繋がり評価を上げている。それだけでなく、角張ったヘッドライトで見切りのよさを取り入れるなどの工夫も評判が良い。
スタイリングも重視
今回のフルモデルチェンジでは空力特性の為とスタイリングの追及の為、先代に比べ全高を下げた。ダウンサイジングとなったが、それでも室内の広さをを確保した点は評価したい所だ。また、軽量化も実現させたことは燃費性能の改善効果も期待できる。
エクステリアデザインは3つから選ぶことができる。まず、GグレードとXグレードはエッジのきいたデザインが特徴だ。二つ目はSグレードでスポーティーな顔つきが評判だ。そして3つ目はレピスというグレードで女性に親しまれそうなやわらかな表情のフロントグリルとなっている。
広さをしっかり確保
車幅は先代と同じだが、室内幅は40mmも拡大させている。より広々とした室内空間となった。
後席はシートクッションもしっかりしているし、ちゃんと座れるものに仕上がっている。前席シートの形状工夫によりニースペースも余裕ができた。さらにリアシートは4段階リクライニングも可能だ。先代では後席の乗り心地は欠点の一つであったが、フルモデルチェンジした新型ラクティスではしっかり改善してきてきる。
一番の長所は荷室の広さ
新型ラクティスの最も特徴的な長所は荷室の広さだ。リアシートを倒さない状態でも荷室長760mm、荷室高910を確保しているのは素晴らしい。4人家族の荷物をしっかり積載して旅行することも可能だ。また、小さな荷物を積む為の工夫もあり、トランクフロア下は収納ケースがついている。後席はリアゲート側からのレバー操作で簡単に倒せるのも評判がいい。
荷室の容量と使い勝手はライバルとなるフィット、ノートなど他のコンパクトカーを圧倒しているだろう。
エンジンタイプは2タイプ
エンジンは1.3Lの1NR-FE型と1.5Lの1NZ-FE型の二種類をラインナップ。共にタイミングチェーン採用エンジンのためタイミングベルトの交換メンテナンスは不要だ。
FFだけでなく4WDもチョイスできる。また、4WD車もトランスミッションがCVTとなっており低燃費を実現した。
前述の3つのエクスエリアタイプと相まって選択バリエーションは豊富だ。
1.3Lエンジンモデルが¥1,445,000~、1.5Lモデルが¥1,545,000~となっており、コンパクトカーとしてはやや高めの価格設定である。