プリウスが2012年型へマイナーチェンジ、燃費は更に良くなるのか?

トヨタ

プリウスのマイナーチェンジ、外観の小変更と実用燃費のアップ

現行の3代目プリウスは2010年にデビューして以来、高い人気が続いているが、2012年型モデルに向けてのマイナーチェンジの発表が2011/11/29に予定されている。
デザイン変更はわずかだが、例えばフロントのバンパー形状が変更され、アンダーグリルの面積が広くなる。
ヘッドランプは全体の形状はこれまでと同じだが、LEDのクリアランスランプの配列パターンを一新するなど、ランプ内部の小さな変更が加わることになる。
この他、アルミホイールは新デザインが採用され、5本の取り付けボルト部分がブラックアウトして見立たなくなるといった近未来的なデザインを取り入れている。
そして、最もわかりやすい外観変更点がリアのコンビネーションランプ。現行モデルがほとんどクリア一色だったのに対し、2012年型はアウトラインを赤で縁取られるようになる。

Gグレード、Gツーリングセレクション、Gツーリングセレクションレザーパッケージは、運転席のパワーシート標準装備となり、より上級グレードとしての意味合いが強くなった。
このため、多少の価格アップは避けられないようだ。

2012年型プリウス、燃費は良くなるのか

2012年型プリウスのカタログ燃費は現行モデルと同じ数値となり、Lグレードでは、10・15モードが38.0km/L、JC08モードで32.6km/Lと変わりがない。
ただし、エンジンのフリクションロスの低減や、電装系制御の改善といった、燃費性能に関連する改良は加えられている。
公称カタログ値には反映されないが、この改良によって実用燃費は社内測定で約3%程度もアップしているという話だ。
3%アップというと単純計算では、JC08モードで33.6km/Lとなる。
今年末に発表されるトヨタの新型ハイブリッドコンパクトカー、アクアのJC08モード燃費34.5km/Lには及ばないものの、車格、ボディサイズを考えれば、プリウスの燃費性能と完成度の高さを感じる。

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