プリウス・スペースコンセプト7人乗りミニバン(トヨタ)4月下旬発売

ミニバンサイズの7人乗りプリウス

7人乗りハイブリッドとして待望される、新しいプリウスシリーズが2011年の4月下旬発売開始となることが発表された。
プリウスα(アルファ)、プリウスV、プリウス+(プラス)、プリウスワゴンなどと、シート数やモーターショーによって呼び名が変化してきたが、現在はプリウス・スペースコンセプトとされている。
プリウス・スペースコンセプトはあくまでも仮名。今後、の正式名称発表を待っていただきたい。

5人乗りと7人乗りの2タイプ

プリウス・スペースコンセプトは3列シートの有無で5人乗りと7人乗りの設定がある。
日本市場においては注目が集まるのは、7人乗りのほうだ。
5人乗りと7人乗りはシートの数だけでなく、バッテリーの種類が違う。

5人乗りにはニッケル水素電池

5人乗り仕様にはリア部分に従来のニッケル水素電池が搭載される。
こちらはノーマルプリウスよりも広くなった荷室のおかげで、これまでの技術で難無く積載ができそうだ。
5人乗り仕様に採用されるニッケル水素電池は小型化が難しいものの価格が安いのがメリットとなる。

7人乗りにはリチウムイオン電池

7人乗り仕様は3列目スペースの確保のため、バッテリーが前に移動。
小型化できるリチウムイオン電池を採用し、前席のセンターコンソール部分に搭載される。
リチウムイオン電池のおかげで3列目シートが生まれたわけだが、リチウムイオン電池はまだまだ高価なパーツだ。
車体価格の大幅アップは免れないだろう。

エンジンは現行プリウスと共通

プリウス・スペースコンセプトは車体サイズが大きくなったが、搭載されるハイブリッドエンジンは5人乗り7人乗り共に、現行プリウスと同じ1.8Lの2ZR-FXE型が採用される。
車体サイズに合わせた、エンジンやハイブリッドシステム、トランスミッションの調整はされている。
5人乗りと7人乗りではバッテリーの種類が異なるが、ハイブリッドシステム全体の性能は変わらないものとなっている。
7人乗り仕様のリチウムイオン電池による効率アップ分は、すべてバッテリーの小型化に使われ、蓄電容量は5人乗りのニッケル水素電池と変わらない。

燃費性能

燃費性能についての正式発表はまだされていない。
大型になったボディだが、さらなる改善により、現行プリウスと変わらない燃費性能を期待したい。
プリウスワゴンプリウスワゴンフロントシートプリウスワゴンリアシートプリウスワゴンのラゲッジルーム

プリウス・スペースコンセプトのボディサイズを比較

プリウスと比較

prius-space-spec
現行のプリウスに比べて、全高と全長が伸びるのは予想の範囲だが、全幅も拡大することになる。
ホイールベースは80mmも拡大した。
車体に関しては、現行プリウスとは全く違う大きなものになっている。

ウィッシュと比較

prius-space-wish
同じトヨタのミニバンの中では、ガソリン車のウィッシュに近いボディサイズとなる。
ウィッシュはメイングレードが5ナンバーサイズの全幅であるので、全幅方向に8cmも大きいプリウススペースコンセプトは、左右方向に余裕のある上質感のある室内になることが予想される。
全高方向に関しては、エクステリアデザインや空力特性をやや重視した関係で、ウィッシュよりも15mm縮小されている。
ホイールベース、全長もわずかにプリウス・スペースコンセプトの方が大きくなっている。

プリウス・スペースコンセプトの短所

プリウス・スペースコンセプトはまだ、市場に出回っていない車種であるが、予想される欠点、デメリットを考えてみた。

やや閉塞感のある室内

プリウス・スペースコンセプトはウィッシュと比較した場合、やや閉塞感のある室内が予想される。
まず考えられるのが、ハイブリッド用のバッテリーを積載した分のしわ寄せは、確実に室内空間を圧迫する。
特に7人乗り仕様に採用されるリチウムイオンバッテリーは、左右のフロントシートの間にあるセンターコンソール内に装備される。
大きすぎるセンターコンソールは現行プリウスのユーザーからも不満が多い。
また、全高がミニバンとしては低いのも気になるところだ。
エクステリアデザインも現行プリウスを意識してか、リアにかけてルーフが大きく下がったものとなっており、2列目、特に3列目の頭上空間が削られている。
様々な工夫がされているとは思うが、ミニバンとしては広々感に欠ける室内となるだろう。

車体価格が高い

価格の正式発表はまだされていないが、現行プリウスのようなお買い得感のある価格ではなくなるだろう。
ウィッシュよりも全幅方向に大型化してきたことより、ウィッシュと競合しない価格、具体的には300万円以上が予想される。
ウィッシュよりもワンランク上の広さと上質感を持ったミニバンを求める客層がターゲットとなる。
ウィッシュは安価でファミリーが広々と使えるミニバンで人気があった。
プリウス・スペースコンセプトの価格が300万円オーバーとなると、ウィッシュやストーリームのような通常のガソリン車を選択するユーザーも増えてくるはずだ。

3列目シートが狭い

プリウス・スペースコンセプトに近いサイズのミニバンであれば、すべての車種で必ず出てくる不満要素がある。それは3列目シートの狭さだ。
全高が1600mm前後のミニバンであれば、3列目シートは簡易的なもので、クッションも薄く、短時間の乗車にしか耐えられないものになる。
3列目も頻繁に人を乗せる機会のある人は、避けるべき車種となるだろう。

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[ 2011/03/10 ]
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