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プリウス プラグインハイブリッドが一般向けに発売
プリウス プラグインハイブリッドは2009年より市販化がされていたが、法人向けのリース販売のみで、一部の官公庁や特定の法人の利用に限られていた。
今回は、一般ユーザーに向けての販売が開始されることになる。
発売日は来年2012年1月30日。
一般発売に向けて、リチウムイオンバッテリーが大幅に小型化されるといった改良が盛り込まれる。
このことで、燃費性能とEV航続可能距離が向上する。
この他、左タイヤのフェンダーにあった充電用端子は、通常車のガソリン給油口位置にあたる右リアへ移動する。
プリウス プラグインハイブリッドのボディは基本的にプリウスと共通になる。
全長4480mm×全幅1745mm×全長1490mmと、プリウスに比べわずかに全長が2cm長い他は同サイズとなる。
外観上は現行のZVW30型のプリウスと大きな違いはない。
プリウスプラグインハイブリッドの燃費は61km/Lへ、バッテリー重量は半分に
プリウスプラグインハイブリッドは、今回の一般ユーザー向けの販売から、リチウムイオンバッテリーの改良が加えられる。
これによりフル充電時の燃費は、従来の57km/Lから61km/Lへ向上することになる。
また、EVとしての航続可能距離は、従来の23.4km/Lから26.4km/Lに延びる。
これら性能アップの決め手になったのは、パナソニック三洋電機が開発するリチウムイオン電池の小型化。
従来バッテリーは容量5.2kWh、重量160kg、体積201Lであったのに対し、新型バッテリーは、4.4kWh、80kg、87Lへと進化した。
一見、バッテリー容量がダウンしているように見えるが、重量については80kg(大人1.5人分)の減量を果たしており、その分少ないバッテリー容量でも性能を発揮させることができた。
体積は半分以下となり、トランクルームへの圧迫は少なくなる。
プラグインハイブリッドの普及は進むのか?
このプリウスプラグインハイブリッドは、今回から価格と充電設備の問題をほぼクリアしてくることから、2012年から一気に普及が進むことを予感させる。
車体価格は320万円から。
これに補助金の45万円を差し引くと、実質の車体価格は275万円になる。
さらに、200V電源の専用充電設備を設置する工事パックを9万5000円で販売するという。
自由に充電設備を設置できないマンション等の駐車場では、普及にあたってまだ問題が残る。
しかし、自宅に駐車場がある一戸建て世帯にとっては、費用的な問題はほぼ解決したと言える。
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