プリウスα、5人乗り、7人乗りの試乗レビュー

プリウスα乗り心地の評価

7人乗りプリウスα Gツーリングセレクション スカイライトパッケージ 試乗

プリウスαはプリウスよりも重い車重の関係で、エンジンが若干高回転になる場面があるが、静粛性の高さはなかなかのもの。
重い車重の剛性を確保するためにシャシーが補強されているようだ。
プリウスよりもしっかりしたシャシーのおかげでステアリングフィールは滑らかで、質の高い乗り味になっていることに気づく。
Gツーリングセレクションは17インチタイヤを履いているせいか、乗り心地に関してはそれほど柔らかさは感じない。
路面からの入力に対して不快なものはうまくサスペンションで処理されており合格点と言える。
パワートレインに対する重量比はプリウスの方が有利で、キビキビと走る爽快感では敵わない。しかし、走りの質感ではプリウスαの方が上だ。

スカイライトパッケージにはパノラマルーフが装備されている。
この部分も軽量化がされており、従来のガラス製ルーフよりも17kg軽い、透明のプラスティック素材が使われている。
高い位置に重たいガラスルーフを付けると、燃費が悪化するだけでなく、ハンドリングへの影響も避けられないものがあったが、プリウスαの軽量化された樹脂製ルーフではそういったものをほとんど感じない。
屋根に重いものを載せているという感覚なしに、開放感のある室内が演出できているのは関心した。
ただし、樹脂製ルーフの耐久性は気になるところ。
5年程度で、ルーフが極端に曇るようなことはないと思うが、青空駐車で10年も経てば相当な劣化は避けられないだろう。

5人乗りプリウスα Sツーリングセレクション 試乗

ワゴンタイプの5人乗りプリウスαは7人乗りと比較しておよそ10kg軽い。
この程度の差であれば、基本的な走りの差を感じる事はまずない。
乗り心地に関してもハンドリングに関しても限界まで攻めるような乗り方をしない限り、違いは感じないはず。
5人乗りも7人乗りと同じく、シャシーの出来の良さを感じ、プリウスからの磨き上げや進化を感じることが出来る。

ハイブリッドで乗り心地が良くなる、ばね上制振制御

5人乗り、7人乗りプリウスαの乗り心地が好評だが、新しいテクノロジー、ばね上制振制御が採用されている。
これはハイブリッドならではの制御で、電気モーターを使って乗り心地を向上させるシステム。
具体的には、路面からの入力で車の前輪が上がった時、瞬時にモータートルクを減速側にスイッチさせることで、車体の揺れを制御するというもの。逆にノーズが下がった場合はモータートルクを強める。
速度変化が現れるほど、減速加速をしているわけではないが、結果的に車内では段差をゆるやかに感じることができる。
ハイブリッドシステムがよりフラットな乗り心地を実現しているというわけだ。
これからのトヨタのハイブリッドに標準化されるシステムになることを期待したい。
プリウスCやプリウスのマイナーチェンジでも採用されたりするのではないかと予想。

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[ 2011/08/15 ]
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