プリウスの発売前初期受注は5万台、今からのオーダーであれば納車は春頃

トヨタ

新型プリウスの先行受注が好調、2月までに15万台を生産

プリウスの4代目となるフルモデルチェンジが12月9日に実施され、正式な発売日を迎える予定となっている。トヨタでは先月11月9日から予約受付をスタートさせており、既に5万台に到達する勢いでオーダーを確保している。

(写真は新型プリウス、東京モーターショー2015)
プリウス

2015年秋は新型プリウスのワールドプレミアが米国ラスベガスで実施された。その後、フランクフルトモーターショー2015での欧州発表、そして日本市場に向けた発表は10月の東京モーターショー2015で行われた。プリウスにとって最大のマーケットである日本での発表が後回しにされたが、発売前から5万台もの受注を獲得したのはトヨタの思惑通りと言えよう。

プリウス ハイブリッドエンジン プリウス 東京モーターショー2015

4代目プリウスに求められるのは欧米市場での成功、日本市場は売れて当たり前

新型プリウスの生産については11月末のラインオフということであった。発売日前後には納車スタートとなる見込みで、まずは法人ユーザーから優先的に納車される。発売日以降からは本格的なプロモーションも始まり、一般ユーザーからのオーダーも増えそうである。

プリウス インテリア プリウス リアシート

2016年2月までには15万台を生産する計画となっており、愛知県の工場はフル生産体制となる。新型プリウスは北米市場および欧州市場での成功も重要視されており6万台が輸出向け。9万台が国内向けとなる。

プリウス トランクルーム プリウス トヨタ

新型プリウスのJC08モード燃費は40km/Lを達成する。新プラットフォームのTNGAやシリーズ初採用となったダブルウィッシュボーンのリアサスについては、まだまだ改良の余地を指摘する声が多い。また全車リチウムイオンバッテリー採用となっておらず、特に4WDモデルの全てはニッケル水素バッテリーが搭載される。この辺りは、モデル中期以降の改良版に期待したいところだ。

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