マークXがフェイスリフト、マイナーモデルチェンジで後期型へ
トヨタのFRセダン、マークXがマイナーモデルチェンジを受けて2016年11月22日に発売となった。
2009年より販売される現行マークXは、本来はフルモデルチェンジのタイミングにある。トヨタではマークXの次期型について、これまでにあらゆる可能性を模索してきた。なかでもFF案は衝撃的なものであったが、残念ながらこれがマークXを後継するモデルの姿となりそうだ。マークXは実質的にはカムリと統合され、カタログ落ちとなる。マークⅡ時代から続く、トヨタのミドルクラスFRセダンの歴史は途絶えることになる。
新型マークX、2.5Lと3.5Lの2つのV6ユニットでグレードラインアップ再編
後が無いマークXであるが、今回のマイナーモデルチェンジにより延命措置が取られ、まだしばらく販売が続けられる。フェイスリフトも施され、おそらくこれが最終エクステリアということになるだろう。セーフティセンスPなど最新の安全運転支援システムの搭載が目玉となる。
新型マークXのパワートレインおよびグレード構成は再編される。4GR-FSE型V6 2.5Lエンジン搭載モデルが販売の中心となり、FRと4WDを合わせた7モデルがラインアップ。これらの車両価格は265万6800円から343万4400円に設定される。2GR-FSE型のV6 3.5Lエンジン搭載モデルについてもFRの1グレードのみ残され385万200円となる。
噂されていた直4 2.0Lターボエンジン搭載モデルは、やはり実現されなかった。