トヨタ現行マークXを2019年に生産終了予定、後継モデル計画は白紙

トヨタ

現行マークXをフルモデルチェンジ無しで10年間販売した後、カタログ落ち

トヨタのミドルクラスセダン、マークXが2019年をもって生産終了の計画となっている。さらに後継モデルの開発を一旦、白紙に戻していることから、現行型の販売終了を以ってモデルネーム廃止となる可能性がある。

(写真は現行マークX)
マークX

そもそもマークXというのはマークⅡシリーズを直接後継するモデルであった。1968年から2004年の間はコロナマークⅡおよびマークⅡのモデルネームで、きっちり4年毎のフルモデルチェンジが実施され、従来型を下取りしてもらい新型車に4年毎に乗り換えるというスタイルが、当時のステイタスの一つでもあった。

マークX リアコンビネーションランプ

ただし、1990年代以降はSUVやミニバンなど多様な車種が受け入れられるようになり、セダンの人気は凋落した。それでもトヨタは2004年にマークXを発売させることでイメージ一新を図ったが、マークⅡ時代のような短いモデルサイクルを実現するほどの販売台数を達成することはできなかった。現行マークXは2009年発売のGRX130型からフルモデルチェンジを受けずに約10年間販売されることになる。

(写真はマークX G’s)
MARK X G's

後継モデルの開発はひとまず白紙、ビッグマイナーチェンジではマークXターボ投入

一方で次期マークXについては、これまでにいくらかの計画があった。中でも1.4Lターボ案やFF案は、もはやマークXではないという声もあったが、それだけミドルセダンの復活を賭けて様々な可能性が検討されてきたということだろう。BMWとの提携以降は、パワートレインの供給を受けることによる新たな方向性も期待させたが、これも叶いそうにない。

(写真は8AR-FTS型エンジン)
8AR-FTS型

2016年内とされるビッグマイナーチェンジ型が恐らく最終エクステリアとなるだろう。これには8AR-FTS型 2.0L ターボエンジンが搭載される見込みとなっている。

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