ピクシス ジョイC、ジョイF、ジョイSがトヨタから販売、ダイハツ生産モデル
トヨタの軽自動車、ピクシスシリーズに新たなラインアップが追加。ピクシスジョイが2016月8月31日に発売された。
新型ピクシス ジョイのエクステリアを見ればすぐにわかることではあるが、ダイハツ・キャストのOEMモデルということになる。2015年9月に発売されたキャストは、販売期間1年が経過するタイミングで提携関係のあるトヨタへの車体供給が開始された。
ピクシスジョイのエクステリアバージョンは3タイプ用意され、Cのクロスオーバー、Fのファッション、Sのスポーツがラインアップされる。それぞれがキャストのSTYLE、ACTIVA、SPORTと対応する。
ピクシスジョイはキャストに準じた価格スペック設定、トヨタブランドでライバルのハスラーに対抗
ピクシス ジョイの車両価格は、C Xが122万400円~、F Xが122万400円~、S“SA Ⅱ”が162万円~となる。キャストに準じたグレードラインアップと価格が設定された。
パワートレインは燃費性能の優れるNAエンジンの他、上位グレードにはターボエンジンが用意される。ジョイSはターボ専用車となる。
ピクシス ジョイのJC08モード燃費は最高で30.0km/Lを達成。安全運転支援システムのスマートアシストⅡが採用されるあたりもキャストと同じ仕様となる。
生産はダイハツ九州の大分工場で行われる。
軽クロスオーバーSUVが人気となっているが、その発端となったのが2014年発売のスズキ・ハスラーであった。ハスラーの販売台数はデビュー当初の勢いは少し衰えたが、それでも2016年度に入ってからも月販6000台以上を維持。一方、キャストは後発ながら月販5000台を割り込む状況となっている。
ただし、今回のトヨタブランドからのOEM販売開始により、ハスラー優勢の状況は変わりそうである。