アルテッツァ後継?FT-86ベースの4ドアセダンが発売予定

トヨタ

真のアルテッツァ後継、FT-86ベースのコンパクト4ドアセダン

新型スポーツ車FT-86は、今年12月に開催される東京モーターショーでの一般公開に向けて、開発が最終段階を迎えている。
そんな中、このFT-86のFRプラットフォームと水平対向エンジンをベースにした、4ドアスポーツセダンが既に計画されている。
このクラスのFRスポーツセダンといえば、トヨタブランドではアルテッツァを2005年にラインアップから消したまま空白となっている。
その後のアルテッツァ後継車種としては、レクサスISが設定されているが、車格や価格の面では若者のスポーツセダンという位置付けでは無いだろう。
真のアルテッツァ後継とも言えるようなFRスポーツセダンが、新型スポーツカーのFT-86をベースに開発されている。
水平対向エンジンもFT-86に搭載される2.0Lがそのまま採用されるなど商品力は高くなりそう。
蓋を開けてみると、本家スポーツカーのFT-86よりも、派生車種であるスポーツドライブを楽しめる実用セダンの方が好調なセールスを記録する可能性もあるだろう。

アルテッツァ後継FT-86ベースセダン、本命はヨーロッパ市場

FRの軽量セダンといえば、ミニバンブーム以降、日本市場では不人気カテゴリーとして定着している。
アルテッツァですら、2000年~2005年に一代限り販売されただけで、後継のレクサスISは車格アップとラグジュアリー化が施され軽量セダンとは言えないものになった。
現在、国産車ではコンパクトなFRセダンに相当する車種が無いぐらいで、幅広い年齢層から受け入れられるようなデザインにすれば、ライバル不在の中では意外と売れる車種になるはず。
このデザインさえ良ければ、これまで比較的大きな車に乗っていた50~60歳代オーナーのダウンサイジングに対する受け皿にもなり得るはずだ。
また、速度域の高い欧州市場では、走行性能と実用性を兼ね備えた軽量のスポーツセダンの需要が高い。
ヨーロッパや、セダン指向の強い北米や中国でも売れる車種になるのではと考える。

FT-86ベースで作られる水平対向エンジンを備えたコンパクト4ドアFRセダン、グローバルで見れば、意外な人気車種なる可能性を秘めている。

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