エスティマのマイナーモデルチェンジによる販売増は一時的、FMCに期待
エスティマはトヨタの人気ミニバンとして現行の3代目モデルが2006年から販売されている。既に販売期間10年を超えているが、昨年2016年に大幅なフェイスリフトを伴うマイナーモデルチェンジが実施されたことから、このまましばらく販売が続けられることになる。
このマイナーモデルチェンジにより、エスティマの販売は一時息を吹き返したが、販売台数の伸びは数ヶ月で失速した。やはり基本設計の古さは否めず、フルモデルチェンジが望まれるところである。
トヨタでは次期エスティマの開発が進められており、その発売時期は2019年頃となりそう。次期モデルにはEVパワートレインの導入が検討されている。
次期エスティマの本命パワートレインは新開発2.5Lハイブリッド、EVも検討
次期エスティマはトヨタの新技術群であるTNGAが採用される。13年ぶりのフルモデルチェンジということであるから、基本性能は現行モデル比で大幅に向上することは間違いない。
次期エスティマに搭載されるパワートレインとしては、まずは直4 2.5L ハイブリッドが第一候補として挙げられる。2017年1月に北米発表されたカムリハイブリッドと同タイプのシステムの採用となり、これを搭載したグレードが最も売れ筋となるだろう。そして、トヨタが初めて本格量産するEVは、次期エスティマになるのではと言われており、その実現が期待される。
このほか低価格な直4 2.5L NAモデルや、8AR-FTS型の直4 2.0L ターボもボディ重量とマッチするため候補となるだろう。