エスティマ最終型発売、トヨタセーフティセンスCが標準装備
トヨタはエスティマを2016年6月6日にマイナーモデルチェンジした。
今回はマイナーモデルチェンジながらも、エクステリアの大幅変更が含まれる。フロントグリルはヘキサゴンタイプとなり、その両サイドの縦スリットに置かれたポジションマークが新しい。ヘッドランプとフロントエンブレムを繋ぐラインはオーリス風にも感じられスポーティーな仕上がりとなった。
グレード構成は上級のアエラスに統一される。2.4Lガソリン車(FF)が327万1418円~370万0473円、2.4L ハイブリッド車(E-Four)が431万1163円~492万8727円となる。なお、V6 3.5Lモデルは廃止となった。
衝突回避支援パッケージのトヨタセーフティセンスCが標準装備となる。
次期エスティマは燃料電池車の可能性、それまでの延命措置
エスティマは2006年以来フルモデルチェンジを受けておらず、基本構造を変えることなく10年間販売されてきた。今回、マイナーモデルチェンジを受けたことで更に販売期間を延ばすことになる。
近年のトヨタでは、ミニバン車種をコンパクトクラスのシエンタ、ミドルクラスのノア/ヴォクシー/エスクァイア、ラージクラスのアルファード/ヴェルファイアと3つのボディタイプに絞り込みニューモデルを投入してきた。そんな中、エスティマはモデルの存続が危ぶまれたが、2018年以降に燃料電池車としてフルモデルチェンジされるという見方が強まっている。今回のマイナーモデルチェンジはそれまでラインアップを維持するための繋ぎと考えられる。