オーリスがマイナーモデルチェンジで1.2Lターボ導入、後期モデル
現行オーリスは2012年に発売されたモデルであった。早くも2015年2月にマイナーモデルチェンジが計画されており、後期型オーリスの販売が始まる見込みである。
オーリスは、トヨタの普及車クラスおいて導入が進んだ共通フロントデザイン、キーンルックがいち早く採用された車種であるが、これも現行デザインをベースとしながら最新型へ刷新される。
そして、今回のマイナーモデルチェンジの目玉になりそうなのが、ターボエンジンモデルの追加投入である。
新型オーリスターボの燃費性能は21km/L超えが求められる、VWゴルフ対抗
このオーリス ターボなるモデルに搭載されるのは、新開発の直列4気筒 1.2Lターボエンジンとなる。トヨタは環境対策エンジンとして、これまでハイブリッド技術に多くのリソースを割り当ててきた。その反面、欧州系メーカーを中心に普及が進められたダウンサイジングターボ技術では遅れをとっている。
ダウンサイジングターボエンジンは、ハイブリッドエンジンよりも市街地における燃費性能が劣るものの、比較的ローコストで導入することができるメリットがある。
既にレクサスNX200tとして、2.0Lのダウンサイジングターボエンジン搭載モデルを市販化させているトヨタであるが、これは3.0L NAクラスのエンジンに相当する上級車向けユニットであった。
オーリス ターボに搭載される1.2Lターボは、従来の1.8~2.0L NAクラスのエンジンと置き換わるものとなる。
ライバルはフォルクスワーゲン・ゴルフ。こちらも直4 1.2Lターボエンジンを搭載し、JC08モード燃費は21.0km/Lであった。後出しのオーリス ターボはこれよりも優れた燃費性能となることが期待される。