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新型ソリオは今回で三代目となる。2010/12/24に発表され、KAT-TUNのCMでおなじみだ。ワゴンRソリオの代から少し地味なイメージのスズキ・ソリオだが、今回はCMの放映回数からみてヤル気が感じられるところを評価してみた。
三代目新型ソリオはさらに快適な室内空間になった
全高と全長を拡大
先代のソリオはただ単にワゴンRの幅を広くしたものに近かったが、新型ソリオはさらに全長と全高を延長し、より広々とした室内になった。3列目シートこそ無いが、コンパクトな車体ながらも車内の開放感はミニバン並となっている部分は評価したい。
割り切った後席
乗車定員は諸元上は5名であるが、実質4名と考えた方が良い。その分、後席はロングドライブでも不満の出ないしっかりしたシートが2席用意されている。後席は左右独立でスライドができる。荷室を大きくしたいときに後席スライドを一番前にセットした場合でも足元広さに不満が無い。
前席と遜色ない厚みのあるクッションで座りごこちも良い。
新型ソリオの燃費性能
K12Bエンジン搭載
新型ソリオには三代目スイフトと共通のK12Bエンジンの採用となった。この1242㏄直列4気筒DOHCエンジンは吸気、排気の両方にVVT機構を取り入れ、吸排気効率を改善させ燃費性能の向上を行っています。
この他、背面平滑タイミングチェーンを採用してフリクションを少なくしています。
メンテナンス面でもタイミングベルトの交換が必要ありません。
副変速機構付CVTを搭載
副変速機構が付いた事によりCVTの変速比の幅が広がりました。従来より適切な変速比で動力を伝えることができ、高効率な燃費走行が可能になりました。
新型ソリオが向いているのはこんな人
若者向け
CMのイメージ通りではあるが、若者が友人を乗せて旅行に出かけるのにはぴったりの車だ。
この価格帯の車種であればほとんどが、フィットやノートなどのコンパクトカークラスであるが、新型ソリオほど全高のある車種はない。開放感のある車内はクラスナンバーワンであるのは評判通りだ。
子育て夫婦向け
ミニバンのような広々とした車が欲しいが3列目シートは不要といった客層もターゲットになるだろう。両側スライドドアも子育て世代へのアピールポイントになっている。
フラットフロアやセンタウォークスルーもチャイルドシートのある後席へのアクセス性を高めている。